カテゴリ : 2014年12月号

ネット化された霊長類

 ソーシャルメディアのおかげで孤独や退屈を感じることはもうなくなったが,皮肉にも一方では最も近しい人たちへの思いやりが薄れたほか,自分自身と向き合うことすら難しくなっている。マサチューセッツ工科大学の社会学者タークルはこ … 続きを読む

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生まれながらの協力上手

 人間とサルの違いは? チンパンジーは一般的な推論能力テストで幼い子供と同様の高得点を上げる。ただし,人間に生来備わっている社会的技能の多くを欠いており,大集団での協力をしない。人間は他者が考えていることを直観的に理解す … 続きを読む

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助け合いのパワー

 人間はときに自分の命を危険にさらしてまで見知らぬ人を助けることがある。チンパンジーなど他の霊長類も仲間を助けることはあるが,評判と罰に基づく複雑な道徳を実践し,高度に利他的な行動をしたり組織化された大集団のなかで協力し … 続きを読む

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一夫一妻になったわけ

 哺乳類全体で見ると一夫一妻を採る種は10%にも満たず,私たち人類は珍しい部類に属する。しかも700万年以上前に登場した最初の人類が一夫一妻を採っていた可能性があり,現在に至るまでおおむね維持し続けてきたようだ。一夫一妻 … 続きを読む

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進化を加速したハンマー

 人類700万年の歴史は長いように見えるが,サルに似た最初のヒト族が高度な文明を持つ現代人に変貌する時間としては短い。人類の進化は異例の高速だったのだ。なぜか? ある説は文化的発展と気候変動を重視する。気候変動によってヒ … 続きを読む

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気候変動のインパクト

 初期人類の祖先は二足歩行や大きな脳,巧みな道具作りを通じて,当時拡大中の草原にうまく適応して繁栄し,一方で類人猿的な祖先は森林に置き去りにされた――。サバンナ仮説といわれるこうした見方は今大きく見直されている。生息場所 … 続きを読む

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直系祖先は誰だ? 枝の多い系統樹

 我々の祖先は,アウストラロピテクス(猿人)からホモ・エレクトス(原人),そしてネアンデルタール人から現生人類へと一直線に進化していたと考えられていたが,この仮説は近年東アフリカで発見された化石などの証拠を前に,完全に崩 … 続きを読む

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書き換えられた進化史

 近年の相次ぐ大発見によって人類進化に関する従来の描像は崩れ去った。新たに見つかった人類化石は,私たち人類の系統樹に新たな枝を付け加え,古気候のデータは,私たちの祖先が,ヒトをヒトたらしめている特徴を獲得した時代の気候を … 続きを読む

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特集:人類進化 今も続くドラマ

 近年の相次ぐ大発見と関連分野の研究の急進展によって,人類の出現からホモ・サピエンスがネアンデルタール人などの旧人類に勝利するまでの遠大な人類進化の物語のほとんどあらゆる章について改訂を迫れられている。人類の起源に関する … 続きを読む

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日経サイエンス 2014年12月号

詳報 ノーベル賞 ノーベル物理学賞3人受賞 青色LEDで栄誉  中島林彦 協力:竹内哲也   実現した青色の高輝度発光ダイオード(再録)  中村修二   生理学・医学賞 空間を把握する脳のメカニズムを … 続きを読む

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