カテゴリ : 2014年4月号

高齢者向けのガジェット〜日経サイエンス2014年4月号より

ネット接続センサーの利用で自立した生活が可能に    新技術に飛びつくのはたいてい若者と熱心な人だと思われているが,典型的なハイテク好きではなく年配者向けに設計された機器が増えてきている。それもそのはずだ。米国 … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, SCOPE & ADVANCE

ハエたたきで脳研究〜日経サイエンス2014年4月号より

脳損傷の解明に小さなハエが役立つ   キイロショウジョウバエ/wikipedia   40年前,遺伝学者のガネツキー(Barry Ganetzky)は実験用のショウジョウバエが入った小瓶をたまたま強く手にぶつけ … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, SCOPE & ADVANCE

Why the Brain Prefers Paper / デジタルより紙がわかりやすい理由

One of the most provocative viral YouTube videos in the past two years begins mundanely enough: a one-year-old girl plays with an iPad, sweeping her fingers across its touch screen and shuffling group … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, 英語で読む日経サイエンス

内殻電子で化学結合〜日経サイエンス2014年4月号より

高圧下では風変わりな分子が生じるらしい    多くの人は高校の化学で,原子核の周囲の電子は異なるエネルギー準位を占めていると教わったはずだ。内側の電子殻は低いエネルギー準位であり,最も高いエネルギー準位は最外殻 … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, SCOPE & ADVANCE

キノコの胞子飛ばし術〜日経サイエンス2014年4月号より

風まかせではなく,自分で気流を作り出している    生物学では,キノコは可能な限り多くの胞子を作り出すだけの単純な生物として軽んじられてきた面がある。それらの胞子がどこまで遠く広がるかは,気まぐれな風しだいだと … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, SCOPE & ADVANCE

リニアコライダー誘致 歩み鈍く〜日経サイエンス2014年4月号より

研究者は候補地を北上山地に一本化したが,政府には慎重姿勢が残る    国際リニアコライダー(ILC)計画の日本誘致が一進一退の様相だ。昨年9月に日本学術会議が発表した「所見」に基づき,文部科学省は今後,2~3年 … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, SCOPE & ADVANCE

The Proton Radius Problem / 陽子のサイズが何かおかしい

You would be forgiven for Assuming that we understand the proton. It is, after all, the main constituent of matter in the observable universe, the fuel of stellar furnaces. Studies of the proton—its … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, 英語で読む日経サイエンス

コーンスターチの手品〜日経サイエンス2014年4月号より

「ずり粘稠化」の一端が明らかに    少量の水を加えたコーンスターチは特殊な振る舞いをする。一見すると他の液体と同じで,容器から別の容器に注ぐこともできるし,なかに手を浸すこともできる。ところが強く握るか液面を … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, SCOPE & ADVANCE

インフルエンザからの 解放を目指す:長谷川秀樹

「本当に効くのか」「果たして必要なのか」 とかく疑問を持たれやすいワクチンのイメージを変える まったく新しい経鼻ワクチンの開発を進める    「毎年のべ5000万人がインフルエンザワクチンを受けているが,インフ … 続きを読む

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ババが2枚のババ抜き (問題)

 ヤマネと帽子屋が,カードを使ってなにやらゲームをやっている。「キヒヒ,またお前の負けだ」と帽子屋。  アリスは,好奇心ではちきれそうになっているのだが,へたに口を出すと帽子屋に怒られそうなので,おっかなびっくりで少し遠 … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)

リサ・ランドールが語る展望

 現在の素粒子物理学の基盤となっている標準モデルにほころびが見えている。ではその先にどんな世界が待っているのか。標準モデルを超える有望理論である超対称性理論と余剰次元の理論の研究で知られる米ハーバード大学教授のランドール … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, 記事

ミュー粒子に表れた矛盾

 何かおかしい,実験値が理論値と違っている,理論ではあり得ない現象が起きている──。物理学の革新は時に実験と理論とのズレや実験どうしの間の矛盾が端緒となって起きる。K中間子という粒子の崩壊実験で判明した,物質粒子と反物質 … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, 記事

陽子のサイズが何かおかしい

 陽子のことなんてすべてわかっているとあなたが思っていても無理はない。何といっても,陽子は私たちが観測できる宇宙に存在する物質の主要構成要素であり,星内部の核融合炉の燃料だ。陽子は正の電荷を持っており,負の電荷を持つ電子 … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, 記事

特集:標準モデルのほころび

 素粒子物理学の理論的枠組み「標準モデル」は1970年代半ばに完成した。以来,標準モデルが存在を予想した素粒子が実験で次々に発見されてきた。万物に質量を与えるヒッグス粒子だけは長年,探索の手を逃れていたが,2012年,ス … 続きを読む

カテゴリ 2014年4月号, 記事

デジタルより紙がわかりやすい理由

 iPadやキンドルなどの電子書籍リーダーを使う人が増えている。読書体験はどう変わっていくのか? 過去20年間の研究によると,画面で読むよりも紙のほうが理解しやすく記憶に残る場合が多い。画面だと全文における現在位置を直覚 … 続きを読む

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