カテゴリ : 2010年12月号

よみがえったアルキメデス〜日経サイエンス2011年12月号より

長らく行方不明だった天才の著作が復元された    古代ギリシャの数学者,シラクサのアルキメデスについては多くのウソっぽい言い伝えがある。「エウレカ(ひらめいた!)」という表現を広めたとか,鏡を使ってローマ軍の船 … 続きを読む

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ノーベル化学賞2人受賞 世界を変えたクロスカップリング

 2人の日本人科学者が2010年のノーベル化学賞を受賞した。北海道大学の鈴木章名誉教授と米パデュー大学の根岸栄一特別教授で,米デラウェア大学のリチャード・ヘック(Richard Heck)名誉教授との共同受賞。化学賞受賞 … 続きを読む

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Eternal Fascinations with the End / 終末論に引かれるわけ

Once again, the world is about to end. The latest source of doomsday dread comes courtesy of the ancient Mayans, whose calendar runs out in 2012, as interpreted by a cadre of opportunistic authors and … 続きを読む

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科学を信頼していますか?

 地球環境やエネルギー,医療など,科学関連の政策決定が重要性を増している。多くの人々がノーベル賞受賞者の業績を讃え,科学や技術の発展を自国の誇りと感じる一方,科学への信頼性を揺るがす出来事も後を絶たない。   … 続きを読む

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科学は終わらない

 科学技術の進歩によって,私たちは便利で,豊かな生活を手に入れた。一方で,地球温暖化などの環境問題が叫ばれ,人口急増による食糧不足も懸念されている。    今後数十年間,科学界で注目されるであろう話題は何か?  … 続きを読む

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土に還る道

 好むと好まざるとにかかわらず,死は生命サイクルの一部だ。死とともに,人体をもとの土へと徐々に戻していく複雑なプロセスが始まる。法医学用語で「分解」というこの過程で,私たちの生体構造は単純な有機物や無機物に転換され,植物 … 続きを読む

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あなたが“死体”になるとき

 かつて死は単に心臓が動いているかどうかで決まる明快な問題だった。だが,医療技術の進歩によって心臓をいつまでも動かすことができるようになり,この明快さは失われてしまった。人為的に“ 生命を維持する”ことはいつから意味がな … 続きを読む

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なぜ永遠に生きられないのか

 自分の人生の終わり方を決めることができるとしたら,つまり,最後の数週間や数日間,数時間,数分間をどう生きるかを選べるなら,あなたはどうするだろうか? たとえば,最後の瞬間まで元気で,いきなりぽっくり死にたいだろうか?  … 続きを読む

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最後の人たち 失われゆく文化

 現在生きているすべての人々は,約6万年前にアフリカから歩み出た比較的少数の個体の子孫であることが,過去10年の遺伝学的研究から確かなものとなった。アフリカから出た人々は,居住可能な世界の隅々にまで人間の精神と想像力を広 … 続きを読む

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資源はいつまでもつのか

 20世紀がジェット機や宇宙旅行,インターネットなどに象徴される限りない拡大の時代だったとすれば,21世紀このかたは,私たちが住む小さな地球の限界を見せてくれた。大規模な地域停電は,私たちが当然のように思ってきたエネルギ … 続きを読む

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大予測 破滅の確率

 「かくて世の終わり来たりぬ 地軸くずれるとどろきもなく ただひそやかに」とうたったエリオット(T. S. Eliot)には失礼ながら,世界が実際に終末を迎えるときにはおそらく,すすり泣きの声ではなく,爆発の大音響がとど … 続きを読む

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宇宙の時間が終わるとき

 「時間」は行進曲のようなものだ。倦まずたゆまず,未来永劫,同じペースで刻み続ける──と,普通は考えられている。だがアインシュタインの相対性理論によれば,時間は気まぐれな即興曲だ。物体の状況や動きによって加速も減速もし, … 続きを読む

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終末論に引かれるわけ

 21世紀になって10年が過ぎた。世紀末は遠いが,人類や地球の行く末に暗い影を感じる人は多いかもしれない。新型インフルエンザの世界的流行(パンデミック)でマスク姿の人々が街中にあふれたのはつい1年前。幸い犠牲者は少なかっ … 続きを読む

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空飛ぶイカ〜日経サイエンス2010年12月号

新たな写真がイカ飛行の証拠    フロリダ州にあるバリー大学で教鞭をとる海洋生物学者のマシア(Silvia Maciá)は2001年夏にジャマイカの北海岸沖を航行していた際に,海面から何かが飛び出してくるのに気 … 続きを読む

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心の痛みに鎮痛剤〜日経サイエンス2010年12月号

仲間外れにされて傷ついたとき,解熱鎮痛剤が効くかも    死よりもひどい悲運とは? 古代から現代まで多くの社会が,追放は死と同じくらいひどいとみなしてきた。かつて家族や友だちから疎外され,たき火の輪や町の門から … 続きを読む

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