カテゴリ : 2010年8月号
結晶に隠された謎~日経サイエンス2011年8月号より
規則正しい結晶構造がどのように溶けるのか,その謎が解け始めた 小学生が理科の授業で結晶を作るくらいだから,物理学者は当然,これらの美しい構造がどのように形成されどのように溶けるのかを知っていると思うだろう … 続きを読む
カテゴリ 2010年8月号, SCOPE & ADVANCE
動き出すニュートリノ望遠鏡
小柴昌俊・東京大学特別栄誉教授のおかげで,ニュートリノは私たち日本人にとって“身近な”素粒子となった。彼は大規模な超新星爆発に伴って放出されたニュートリノを世界で初めて検出し,2002年ノーベル物理学賞を受賞した。その … 続きを読む
ハイパーカミオカンデ構想
日本は奥飛騨山中の神岡鉱山の地下に3つのニュートリノ研究施設を建設,この分野で世界をリードしてきた。 まずカミオカンデは超新星爆発によるニュートリノをとらえてニュートリノ天文学を開拓。後継のスーパーカミ … 続きを読む
温暖化で変わる北極圏の風景
1944年のこと。連合国は戦争に必要なガソリンが底をつくことを心配し,新たな石油資源を求めてアラスカ北部を調査することにした。当時はまだ地図もなかったため,その準備として米国海軍は詳しい航空写真を撮ることにした。このと … 続きを読む
平衡感覚を取り戻す人工内耳
私たちの耳は,聴覚以外にも重要な感覚を担っている。自分の頭がどこを向いていて,どのように動いているかという平衡感覚だ。平衡感覚を生み出しているのは内耳にある「前庭迷路」という器官だ。病気やある種の薬の副作用で内耳に損傷 … 続きを読む
形の容貌(かたち)を解剖する
今年3月,日本が誇るブランド,イッセイ ミヤケがパリコレクションで披露した服のテーマは,「ポアンカレ・オデッセイ」だった。同ブランドのクリエイティブディレクター,藤原大さんが,ポアンカレ予想の証明に多大な貢献をした米国 … 続きを読む
病理診断デジタル時代
病理組織試料を検査するやり方は100年以上も相変わらずだ。遅ればせながら,旧態依然の病理学をリメイクする試みが始まった。 現在,毎年何億枚もの病理スライドが作成され,昔ながらのやり方で扱われている。組織 … 続きを読む
Uncanny Sight in the Blind / 盲人の不思議な視覚
The video my colleagues and I shot is amazing. A blind man is making his way down a long corridor strewn with boxes, chairs and other office paraphernalia. The man, known to the medical world as TN, h … 続きを読む
カテゴリ 2010年8月号, 英語で読む日経サイエンス
私たちのDNAにネアンデルタール人の痕跡〜日経サイエンス2010年8月号より
ネアンデルタール人のゲノム概要が解読された。 解析結果は,現生人類と交配していたことを示している ネアンデルタール人と初期の現生人類が交配していたため,アフリカ人を除く現代人のDNAの4%まではネアンデル … 続きを読む
カテゴリ 2010年8月号, SCOPE & ADVANCE
ツイスター+ひも=時空の謎解き〜日経サイエンス2010年8月号
ペンローズの“忘れられた考案”が超ひも理論と結びついて新展開 物理学者・数学者として名高い英オックスフォード大学のペンローズ(Roger Penrose)は1960年代後半,物理学の統一理論を打ち立てるた … 続きを読む
カテゴリ 2010年8月号, SCOPE & ADVANCE
コシヒカリの来し方行く末〜2010年8月号より
イネ交配による遺伝子の系譜がゲノム解析で明らかに 日本で最も多く栽培され最も多く食べられているお米,コシヒカリ。品種改良によって交配種からどのように遺伝子が受け継がれて“おいしいお米”になったのか,またコ … 続きを読む
カテゴリ 2010年8月号, SCOPE & ADVANCE
チームで参加! 何でもオリンピック(問題)
「不思議の国 vs. 鏡の国 何でもオリンピック」が迫っていて,どちらの国でも選手たちはその練習に余念がなかった。 鏡の国では,選手に選ばれるのはそれほど難しいことではないのだが,別の問題があった。というのは,今回の開催 … 続きを読む
カテゴリ 2010年8月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)