カテゴリ : 2013年8月号
ニュートリノで探る物質の起源
ニュートリノは非常に風変わりな素粒子だ。私たちがよく知る電子やクォークなどに基づいて描き出された素粒子の一般的イメージを片端から壊しているように思える。ニュートリノは飛行中にその種類が変わり,軽くてすばしこく,検出する … 続きを読む
特集:ニュートリノ物理学
万物に質量を与えるヒッグス粒子が2012年に発見され,その質量もわかった。これによって素粒子物理学の基本的枠組み「標準モデル」において,存在が予測された素粒子が全部そろった。しかしその中には,いまだに素性がよくわかって … 続きを読む
宇宙への格安チケット
民間の宇宙サービスといえば,かつては数千万円をポンと出せるお金持ちのための宇宙観光旅行というイメージだったが,今後は科学者のための席もできそうだ。宇宙へのアクセスを提供する民間企業が,確実に力をつけてきた。低軌道で数分 … 続きを読む
尾を取り戻したイルカ
フロリダ半島西岸,クリアウォーター海洋水族館にいるイルカの「ウィンター」はちょっとしたセレブだ。漁網に絡まって苦しんでいるのを救われたものの尾を失ったウィンターに人工装具の専門家たちが新しい尾を作ってやり,すっかり元気 … 続きを読む
チャウシェスクの子どもたち 育児環境と発達障害
孤児院の養育環境は愛情に欠けている例が多いとされ,施設養育が実の親や里親による世話に遠く及ばないことを示す調査研究が1960年代からいくつかあった。しかし,そもそも里子に選ばれた子供は問題が少なく,問題の多い子が施設に残 … 続きを読む

日経サイエンス 2013年8月号
物理学特集:ニュートリノ物理学 ニュートリノで探る物質の起源 M. ヒルシュ/H. ペズ/W. ポロド CPの破れとマヨラナ 中島林彦 協力:川崎雅裕/横山将志(ともに東京大学) &nbs … 続きを読む