カテゴリ : 2013年1月号
中国は伸び続けるか?
急速な経済成長を遂げている中国は科学研究の面でも急成長しており,短期間のうちに世界の有力国となった。だが,この急成長はほとんどが一部のトップ研究機関による。そうしたエリート大学と大多数の機関の間には,大きなギャップがあ … 続きを読む
ドイツのハイテク連携
近年のドイツ経済がしっかりしているのは,基礎素材から工業機械まで幅広い分野の製造業が成功しているのが一因だ。アジアなど労働力コストの安い地域に対して競争力を保っているのは,新技術の利用による。 フラウン … 続きを読む
科学のグローバリゼーション
グローバル化によって科学研究は巨大な国際的営みとなった。研究活動の指標を見れば,科学力の爆発的増大と国際共同研究に向かう強い潮流は明らかだ。2カ国以上の研究者が共同執筆した科学論文は1996年に全体の約25%だったが, … 続きを読む
竜脚類 1億5000万年の栄華
かつて恐竜界の2大スターといえばティラノサウルスとブロントサウルスだった(トリケラトプスを推す人もいるかもしれないが)。ブロントサウルスは今ではアパトサウルスと呼ばれ,竜脚類というグループの典型的な姿をしている。巨大 … 続きを読む
クォークの中の素粒子
「7月革命」と呼ばれるようになったヒッグス粒子の発見。万物に質量を与えるとされるヒッグスは,素粒子論の枠組み「標準モデル」の中で,存在が予言されながら未発見だった唯一の素粒子だった。今回の発見で標準モデルが完全に検証さ … 続きを読む
特集:ヒッグスの先へ
万物に質量を与えるヒッグス粒子の存在がほぼ確実になり,これによって素粒子論の枠組み「標準モデル」の正しさは完全に検証された。しかし標準モデルでは説明できない事柄があるため,研究者の関心は標準モデルを超えた新理論の探索に … 続きを読む

日経サイエンス 2013年1月号
特別付録 2013カレンダー「パズルの国のアリス」 物理学 特集:ヒッグスの先へ クォークの中の素粒子 D. リンカーン 余剰次元を探る 中島林彦/協力:村田次郎   … 続きを読む