カテゴリ : 2013年1月号

北極の氷を破るロシアの戦略〜日経サイエンス2013年1月号より

新たな原子力砕氷船を建造    浅い河川と凍りついた北の海の両方を航行できる原子力砕氷船によって,北極圏の支配を目指すロシアの試みに弾みがつきそうだ。ロシアの原子力船舶公団ロスアトムフロートは去る8月,厚さ約3 … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, SCOPE & ADVANCE

自閉症を治す薬〜日経サイエンス2013年1月号より

根本的な原因を正す新薬が開発されている    自閉症の治療はこれまで,不安や攻撃性,繰り返し行動といった外面的な症状を抑える薬に限られていた。しかし次々と開発されている新薬のデータから,自閉症の根底にあるメカニ … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, SCOPE & ADVANCE

The Inner Life of Quarks / クォークの中の素粒子

The universe is a complex and intricate place. We can move easily through air and yet not through a wall. The sun transmutes one element to another, bathing our planet in warmth and light. Radio waves … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 英語で読む日経サイエンス

犬のしっぽ追いは強迫性障害?〜日経サイエンス2013年1月号より

人間の反復行動に通じる点がいくつかある    ぐるぐると自分のしっぽを追うジャーマン・シェパードや見えないハエに食いつくブルテリアは,飼い主の目にはかわいらしく見える。だが,イヌのこうした自発的行動は強迫性障害 … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, SCOPE & ADVANCE

壊れにくくするために,壊れやすく〜日経サイエンス2013年1月号より

人工軟骨などに道を開く新ハイドロゲルが登場    何かを壊れにくくする秘訣は,壊れやすくすること──少なくとも微視的なレベルでは壊れやすくすることだ。ガラスのように硬いが脆いものが砕けるとき,破損に関係する分子 … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, SCOPE & ADVANCE

ゴキブリがお助け虫に〜日経サイエンス2013年1月号より

瓦礫のなかの被災者を探すスーパーローチ    ゴキブリが誘発するのはふつう嫌悪であり,この虫が出てきてほっとする人はまずいない。だが,もしあなたが崩壊した建物のなかに閉じ込められ,救助隊があなたを発見するために … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, SCOPE & ADVANCE

Triumph of the Titans / 竜脚類 1億5000万年の栄華

Ever since fossils of the behemoth, long-necked dinosaurs known as sauropods surfaced in England nearly 170 years ago, they have awed and confused scientists. Even when the great English anatomist Sir … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 英語で読む日経サイエンス

abc予想が証明された!?〜日経サイエンス2013年1月号より

検証には数年,本当なら整数論の重要問題に広範な影響    2012年夏,数学界はビッグニュースに沸いた。京都大学の数学者,望月新一教授が,重要な未解決問題「abc予想」を証明したとして,500ページの論文をネッ … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, SCOPE & ADVANCE

1月号「特集:ヒッグスの先へ」に合わせて関連過去記事をお手頃価格でご提供!

 現在発売中の日経サイエンス1月号,お楽しみいただけていますか?    巻頭特集は「ヒッグスの先へ」。先のヒッグス粒子の確認で素粒子の「標準モデル」は事実上完結しましたが,この標準モデルの枠組みには収まりきらな … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, きょうの日経サイエンス

投稿日 2012年11月26日

不連続なものの形の本質を探る:小谷元子

連続な物体も,よく見れば個々の原子の集団だ 不連続なものの形の本質を探り,連続なものへと橋をかける その先にあるのは,材料科学の変革かもしれない    「数学の話になると,先生はアスリートの顔になりますね」。数 … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 記事

大工が請け負った タイル貼り工事(問題)

 アリスが鏡の国の海岸を散歩しているとき,鋸や金槌を手にした初老の男が太った大きな動物と親しげに話をしているのを遠くに見かけた。動物は,大きな牙を持ち,胴に申し訳程度の短いひれ足がついている。「あれ,あの人たち,トウィー … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)

浮気な働き者

 シタバチとランの花は対等な共生関係にあると,長らく信じられてきた。ランはシタバチに受粉を手伝ってもらう引き換えに香り成分を与え,オスのハチはそれを使ってメスを惹きつける。両者は「共進化」してきたと考えられてきた。しかし … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 記事

どの生物を守るべきか

 各地で急速に自然破壊が進み,地球史上かつてないペースで多くの生物種が絶滅したり,絶滅の危機に瀕している。自然保護活動も世界的に展開されているが,絶滅の瀬戸際にある生物をすべて救うことはできない。どの生物種を救いどれを諦 … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 記事

笑うネズミ

 ミッキーマウスはよく笑うが,実際のネズミは笑うことがあるのだろうか? ここ10年の動物行動学的研究で明らかになったのは,ネズミは笑う,特に若いネズミがよく笑うことだ。ディズニーのアニメーションと違って実際のネズミの笑い … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 記事

創造性を育む文化

 優秀な科学者を育てるには何が必要か,ナース(Paul Nurse)は身をもって知っている。階級意識の強い英国にあって祖父母(雑役夫と料理人だった)に育てられたナースは,DNAと細胞分裂の研究で先駆的な業績を上げ,200 … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 記事