カテゴリ : 2012年5月号

帰ってきたナンキンムシ

 ナンキンムシ(南京虫;トコジラミ)の「南京」は南京錠や南京豆と同様,海外から伝来した小さなものという意味合いが込められている。吸血性の寄生昆虫で,刺されると非常にかゆく,戦後しばらくまで日本人にもおなじみの存在だった。 … 続きを読む

カテゴリ 2012年5月号, 記事

大学1年生に薦めたい本

あの人のお薦めはなに? 恒例のブックレビュー特集「大学1年生に薦めたい本」。 以下の7人の方に伺いました。   大竹文雄(大阪大学社会経済研究所) 加藤忠史(理化学研究所脳科学総合研究センター) 川端裕人(作家 … 続きを読む

カテゴリ 2012年5月号, 記事

前立腺がん早期発見の落とし穴

 がんは先進国で死因の上位を占め,日本では1980年代以降,ずっと第1位だ。「早期発見,早期治療」が基本で,乳がん検診をはじめ各種のがんに関する検診が広く行われている。ところが近年,前立腺がんに限っては,このアプローチが … 続きを読む

カテゴリ 2012年5月号, 記事

動物の体内コンパス

 地球は巨大な棒磁石のようになっていて北極にS極,南極にN極がある。だからコンパスが使えるわけだが,コンパスのN極が示す方向「磁北極」は自転軸の北極と少しずれている。放牧されている牛の群れを詳しく調べていたドイツの研究者 … 続きを読む

カテゴリ 2012年5月号, 記事

ホログラフィック宇宙を検証する

 物質を細かく刻んでいくと分子,原子,素粒子と次第に小さくなって,今のところ基本粒子(電子やクォークなど)はそれ以上分割できないと考えられている。もしかしたら時空そのものも,細かく刻んでいくと,それ以上は分割不可能な単位 … 続きを読む

カテゴリ 2012年5月号, 記事

日経サイエンス 2012年5月号

物理学 ホログラフィック宇宙を検証する  M. モイヤー   動物行動学 動物の体内コンパス  D. カステルベッキ   医学 前立腺がん早期発見の落とし穴  M. B. ガーニック   公 … 続きを読む

カテゴリ 2012年5月号, 雑誌