カテゴリ : 2012年3月号
飛び立ったコンドル復活計画〜日経サイエンス2012年3月号より
絶滅しかけていたコンドルが劇的な復活を遂げた。 定着を目指してハイテク利用の保護活動が続く 5年ぶりに自然に放たれたカリフォルニアコンドルは,砂岩の崖の上をためらいがちに少し跳びはね,ピンク色の長い首を伸ばして崖を … 続きを読む
カテゴリ 2012年3月号, SCOPE & ADVANCE
Hidden Switches in the Mind / 脳とこころのスイッチ エピジェネティクス最前線
Matt is a history teacher. His twin brother, Greg, is a drug addict. (Their names have been changed to protect their anonymity.) Growing up in the Boston area, both boys did well in high school: they … 続きを読む
カテゴリ 2012年3月号, 英語で読む日経サイエンス
電気で動く単分子モーター〜日経サイエンス2012年3月号より
世界最小記録が大きく塗り替えられた 世界最小のモーターは長らく直径200nmだった。それは実に小さなもので,赤血球の約1/40だ。しかし去る9月,タフツ大学のサイクス(Charles Sykes)らのチー … 続きを読む
カテゴリ 2012年3月号, SCOPE & ADVANCE
分子レベルで進む「収斂進化」の謎解き〜日経サイエンス2012年3月号より
まるで異なる動物で意外な共通項が見つかる一方で謎も深まっている コウモリとイルカは親戚で,哺乳類とイカはよく似ている? DNAや遺伝子などを使った分子レベルでの国際的な研究によって,これまでの生物学の常識 … 続きを読む
カテゴリ 2012年3月号, SCOPE & ADVANCE
鳥の鳴き声,スマホで確認〜日経サイエンス2012年3月号より
野外観察に便利なアプリが登場しそう 鳥のさえずり(専門的には「発声」という)は熱心なバードウォッチャーが目視とともに野鳥の種類を識別する手がかりだ。だが鳥のさえずりを書き記すにはどうしたらいいだろう? 楽 … 続きを読む
カテゴリ 2012年3月号, SCOPE & ADVANCE
記憶障害支援に「センスカム」〜日経サイエンス2012年3月号より
アルツハイマー病による記憶破壊を携帯ビデオカメラで遅らせることが可能かも 近年,アルツハイマー病患者を襲う非情な衰えを遅らせたり止めたりするはずの新薬がテストされてきたが,どれも期待はずれに終わっている。 … 続きを読む
カテゴリ 2012年3月号, SCOPE & ADVANCE
Ants and the Art of War / アリ軍団の見事な戦法
The raging combatants form a blur on all sides. the scale of the violence is almost incomprehensible, the battle stretching beyond my field of view. Tens of thousands sweep ahead with a suicidal singl … 続きを読む
カテゴリ 2012年3月号, 英語で読む日経サイエンス
数学的能力の男女差は…〜日経サイエンス2012年3月号より
生まれつきの違いは問題ではなさそうだ ハーバード大学前学長のサマーズ(Lawrence Summers)は2005年,科学技術分野のトップに女性がいないのは男女の生まれつきの差が原因だというような発言をし … 続きを読む
カテゴリ 2012年3月号, SCOPE & ADVANCE
有機化学に「鉄の時代」 貴金属凌ぐ触媒を目指す:中村正治
貴金属が不可欠とされていたクロスカップリング反応を 鉄というありふれた金属で実現した 資源問題を背景に触媒のスタンダード技術を目指す 20世紀最大の発明の1つとされる「ハーバー・ボッシュ法」がドイツの大手化学会社BAS … 続きを読む
奇妙な時計屋(問題)
アリスが不思議の国で散歩していると白ウサギが駆け去っていくのを見かけた。いつもはトランプ城の周辺を忙しそうに走り回っているのに,今日は方角が違う。何か面白いことがありそうだと,アリスは思わずあとを追った。 例の不思議 … 続きを読む
カテゴリ 2012年3月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)
人口70億人時代の食糧戦略
現在の世界人口70億のうち10億が慢性的な飢餓に苦しんでいる。2050年までに人口が20億~30億人増え,食糧需要は倍増する見込みだ。十分な食糧供給を保証するには生産量を現在の2倍に引き上げなければならない。だが,農業 … 続きを読む
未来を予言するマシン
世界の未来を占う“水晶玉”となる総額10億ユーロのコンピューターシステムの開発が欧州で真剣に検討されている。様々な分野の膨大なデータと精緻なアルゴリズム,その処理に必要となる高性能のハードウエアを用いて,経済や政府,文 … 続きを読む
恐るべき生命の小世界
顕微鏡写真は,熱心なアマチュアが注目に値する仕事を成し遂げられる数少ない科学分野のひとつだ。肉眼では見えない小さな生物や物体をプロではない人々が撮影し,驚きの画像を生み出してきた。 この“顕微鏡写真のクラウドソーシン … 続きを読む
アジアから新大陸に渡った最初の人々
新大陸に人類が姿を現したのは約1万3000年前であり,アジアの狩猟民がマンモスなど大型の獲物を追って東に向かい,ベーリング陸橋(氷河期に北アジアとアラスカをつないでいた陸地)を渡ったのが最初だと長い間,考えられていた。 … 続きを読む