カテゴリ : 2011年8月号
見えてきた治療法~日経サイエンス2011年8月号より
ES細胞で黄斑変性症の治療が可能に 加齢黄斑変性症(AMD)は失明の主因の1つだが,これまでは治療の望みがほとんどなかった。主に60歳以上の人が患う病気で,眼球の底にある網膜色素上皮という細胞の層が薄くなる。この細 … 続きを読む
カテゴリ 2011年8月号, SCOPE & ADVANCE
マクスウェルの悪魔現る
水は高きから低きへと流れ,太陽は東から上って西へ沈む。それが自然界の理(ことわり)だ。もし反対のことが起きたら,それは神の御業(みわざ)に逆らう悪魔の所業。19世紀スコットランドの傑出した物理学者マクスウェルが考え出し … 続きを読む
The Lost Galaxies / 銀河はどこへ行った?
I have always been startled and fascinated by the sandlike abundance of galaxies sprinkled across the night sky. The most sensitive optical image ever made by human beings, the Hubble Ultra Deep Field … 続きを読む
カテゴリ 2011年8月号, 英語で読む日経サイエンス
Demons, Entropy, and the Quest for Absolute Zero / 悪魔が挑む絶対零度
As you read these words, the air’s molecules are zipping around you at 2,000 miles per hour, faster than a speeding bullet, and bombarding you from all sides. Meanwhile the atoms and molecules … 続きを読む
カテゴリ 2011年8月号, 英語で読む日経サイエンス
脳にあふれる信号物質
もしあなたが個々の分子を識別できるくらい小さくなって脳のなかに入り,時間を一瞬止めることができたら,脳細胞がシナプスを介して信号を伝えている様子が,この図の右端に描かれているように見えることだろう。脳がどのようにして感 … 続きを読む
新世界退化説と闘ったジェファーソン
米国独立宣言を起草し,第3代大統領になったトーマス・ジェファーソンは博物学者でもあった。当時,欧州では「新大陸の生物は植物も動物も,さらには人間も弱くて発育が悪く退化している」とする新世界退化説が流布していた。ジェファ … 続きを読む
はびこる農薬耐性雑草
日本ではお目にかからない遺伝子組み換え作物。しかし米国などでは栽培されるダイズやトウモロコシ,ワタの大部分は,組み換え技術を用いて除草剤ラウンドアップに耐性を持たせた品種だ。この除草剤はほとんどの雑草に効くので,農家は … 続きを読む
見ないで光を感じる眼
海外旅行をして時差ぼけに悩まされる人は多い。飛行機で一気に数千km移動すると,現地の昼夜のサイクルと自分の身体のリズムが合わなくなるのが原因だ。しかし,私たちは明暗を感じる器官を持っており,その働きで身体のリズムを調整 … 続きを読む
銀河はどこへ行った?
宇宙を構成する物質(エネルギー)のほとんどは正体不明の暗黒エネルギーと暗黒物質が占め,星々さらには私たちを形作っている普通の物質は全体の4%にすぎないことがわかってきた。だが,この“4%” についても大きな謎がある。銀 … 続きを読む
危険球に仕返ししたくなるとき~日経サイエンス2011年8月号より
気温が高いと報復行動が活発化 「相手投手から危険球を投げられたチームの投手は危険球を投げ返す」というのが野球における“青アザの法則”だ。ただ,この法則はその日の天気に大きく左右されるらしい。 デューク大学 … 続きを読む
カテゴリ 2011年8月号, SCOPE & ADVANCE
ヒューマノイドで探る人間の運動機能の巧みさ:細田耕
人間に似た骨格と筋肉を持つ内骨格型のヒューマノイド 機械につきもののモーターや歯車をなくし 人間の運動スキルと学習能力の秘密の解明を目指す 大阪大学大学院情報科学研究科ヒューマンインタフェース工学講座のド … 続きを読む