カテゴリ : 2011年5月号
小さな脳を制御~日経サイエンス2011年5月号より
レーザー光で線虫の行動を操った 脳の完全制御に一歩近づく研究成果が出た。ただし,制御した脳は砂つぶよりも小さいが……。 ハーバード大学の研究チームが,線虫を操作できるコンピューターシステムを作った。シャ … 続きを読む
コロナを熱しているのは?~日経サイエンス2011年5月号より
短時間のプラズマ噴出が寄与している可能性 1940年代から太陽物理学者を悩ませてきた問題がある。熱源である太陽中心から遠く離れたコロナ(太陽大気の最外層)が,太陽表面や下層大気よりも高温なのはなぜなのかと … 続きを読む
「すばる」を超える史上最大の望遠鏡
私たちの宇宙観は新たな観測装置が登場する度に大きく変わってきた。ガリレオによる望遠鏡の発明はその代表的な例だ。近年でいうと,1994年のハッブル宇宙望遠鏡打ち上げと,1990年代末に相次いだ口径8mの大型望遠鏡の稼働だ … 続きを読む
How Language Shapes Thought / 言語で変わる思考
I am standing next to a five-year old girl in Pormpuraaw, a small Aboriginal community on the western edge of Cape York in northern Australia. When I ask her to point north, she points precisely and … 続きを読む
カテゴリ 2011年5月号, 英語で読む日経サイエンス
The Inner Life of the Genome / 核内で動くゲノム
Ten years ago publication of the human genome sequence gave the world a blueprint for a human being. But just as a list of automobile parts does not tell us how a car engine works, the complete genome … 続きを読む
カテゴリ 2011年5月号, 英語で読む日経サイエンス
新エネルギーを生かす 米国の次世代送電網
米国は戦後,各州を結ぶ高速道路網を建設,世界最大の車社会が実現した。次には光ファイバーなど情報通信網の整備が進み,ネット社会が到来した。今,米国が真剣に取り組み始めたのは温暖化対策のカギとなる次世代送電網の建設だ。太陽 … 続きを読む
水産革命 200海里の生け簀
現在働き盛りの40代の人が生まれた1960年代,世界人口は30億人台半ばだったが,今は倍の約70億人,2050年までに93億人に達するとの予測もある。それだけの人々が食べるタンパク質をどこからひねり出せばよいか? 家畜 … 続きを読む
身体を超えてつながる脳
私たちは携帯端末やパソコンを使い,ネットを介して他人と結ばれている。しかし,将来はそうした装置を介さずに,つまり各人の脳どうしが直接,ネットで結ばれる「ブレイン・ネットワーク」が誕生し,脳内で生まれる知覚や感情を何十億 … 続きを読む
新鉱物「千葉石」~日経サイエンス2011年5月号より
メタンを内包,プレート境界付近ならではのユニークな構造 千葉県南房総市で発見された鉱物が,これまでに報告されていなかった新しい鉱物であることがわかり,「千葉石」(ちばせき;chibaite,チバアイト)と … 続きを読む
ワトソン君,卒業試験をパス~日経サイエンス2011年5月号より
クイズ王に圧勝した人工知能が次に挑むのは? IBMが4年がかりで開発した人工知能「ワトソン」が,米国の人気クイズ番組「ジョパディ」の世界チャンピオンと2月に対決して圧勝した。ワトソンのクイズ番組出演は3夜 … 続きを読む
誰も気づかなかった電子のふるまいを予言する:村上修一
混沌とした無秩序の中から,整然とした秩序が立ち現れる そんな誰も気づかなかった現象を,物理の理論から予測し スピントロニクス研究の最前線を拓く 「私が電子だとします。物質中で,プラスの電荷を持つ陽子の周り … 続きを読む
双子と壺と銀貨(解答)
5月号の問題:双子と壺と銀貨 解答例:取り出した銀貨を壺に戻すことなしに単純に最後の銀貨の印で決めるなら,ダムとディーの勝率がそれぞれm/(m+n)とn/(m+n)であることは明らかだが,違う印の銀貨が出て … 続きを読む
カテゴリ 2011年5月号, パズルの国のアリスー解答