カテゴリ : 記事

知られざる水源 山岳氷河の危機

 ヒマラヤなどの高峰は,冬に降った雪を氷河や雪塊として蓄える。それらが春から徐々に融け出して川に流れ込み,下流にすむ人々の生活や産業を支えている。しかし山岳地帯では地球温暖化の影響が平野部より強く,氷河は後退している。短 … 続きを読む

カテゴリ 2021年6月号, 記事

シンクロすると心がつながる 同期運動の科学

多くの集団行動が帰属意識を高めるが,動きを同期した場合は社会的結束が特に強まる。信頼が高まり,寛容になり,痛みの閾値が上がることもある。この現象は神経ホルモンと認知的要因,知覚的要因の組み合わせによって生じるようだ。人間 … 続きを読む

カテゴリ 2021年6月号, 記事

生まれる前から不平等 胎児を蝕む貧困

 喫煙,ストレスの高さ,食事の偏り──これらは貧しい女性に多く見られることがわかっており,いずれもお腹の赤ちゃんに悪影響を及ぼす。さらに悪いことに,そのダメージはその子が成長した後も生涯にわたって続くようだ。日本の調査か … 続きを読む

カテゴリ 2021年6月号, 編集部のピックアップ, 記事

鳥が多様になった道筋

現生の鳥類は1万種を超え,陸生の脊椎動物としては最も多様なグループだ。鳥はどのようにして,これほど素晴らしく多様化したのだろうか? 恐竜を滅ぼした6600万年前の小惑星衝突の後,これを生き延びた鳥類が爆発的な進化を通じて … 続きを読む

カテゴリ 2021年6月号, 記事

スプートニクとエクスプローラーを追跡したベーカー=ナン カメラ

 東西冷戦中の1957年10月,ソ連が世界初の人工衛星「スプートニク1号」を打ち上げた。米国はソ連に先駆けて打ち上げ計画を公表し,「ベーカー=ナン カメラ」という新型望遠鏡を日本など世界12カ所に設置して衛星を追跡する準 … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 記事

太陽系誕生の秘密に迫る異色の天文学者:河北秀世

メーカーの技術者から転身した異色の天文学者 分子を調べ彗星の誕生する場所を決めるなど世界的成果を連発 彗星と新星を研究することで太陽系誕生の謎に迫ろうとしている  夜空に長い尾を引く彗星は,太陽系が誕生した頃の物質や環境 … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 記事

次に控える新設計ワクチン

パンデミック収束に向け,COVID-19ワクチンの接種が始まった。ただ,第一陣のワクチンには有効性や大量生産,広域展開の点で課題がある。ワクチン学のここ15年間の目覚ましい進展を背景に,240近くの新しいCOVID-19 … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 最新号の紹介, 記事

米国に見る大量接種の課題

米国で昨年12月,COVID-19ワクチンの集団接種が始まったが,人々が期待するほど接種ペースは上がっていない。配布プロセスではワクチン原料や注射器など関連物品の確保,接種の実施では予約システムの整備などに課題があり,改 … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 記事

日本に上陸 mRNAワクチンの実力

国内でもついに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種が始まった。2月から接種が進む米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ製薬ビオンテックが開発したワクチンは「mRNAワクチン」と呼ばれるタイプで,COV … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 記事

徹底解説:COVID-19ワクチン接種

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種が日本でも始まった。接種されるのは今までと異なる仕組みで効果を発揮する「最新モデル」のワクチンで,実は30年にわたる長い研究開発の結果生まれたものだ。効果や安全 … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 記事

生物が育んだ幻の紫

 2021年1月,イスラエルの遺跡で発掘された紫色の羊毛が,紀元前10 ~ 11世紀に巻貝から採った染料「貝紫」で染められたものであることが判明した。イスラエルの研究チームが炭素同位体の測定によって年代を確定し,高速液体 … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 記事

物理が生んだ究極の黒

 16.78カラットの天然の黄色ダイヤモンド。200万ドルのその輝く姿が,消えた。物体自体がなくなったわけではない。ただその表面を,光を全て吸収する特殊な材料で覆ってしまったため,いくら目を凝らしても存在がわからない。ま … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 記事

特集:色彩の科学

 色にはドラマがある。物体の存在すら消してしまう究極の黒,貝が育んだ色褪せぬ紫。美しい色は人々を魅了し,時には争いを生み,存在感を放ってきた。そんな特別な「色」の歴史と科学に光を当てる。今年1月,イスラエルの遺跡で発見さ … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 記事

太陽系外からの使者 オウムアムアとボリソフ

 2017年,恒星間天体が初めて観測された。ハワイ語で「遠方からの使者」を意味する「オウムアムア」と名づけられたこの天体は,細長い形状をしているなど多くの点で予想に反していた。一方,2例目の「ボリソフ」は恒星間天体として … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 記事

医師が陥る「減量」神話

 肥満は糖尿病などの慢性疾患につながる。このため医師は太った患者に減量を勧めるが,減量がむしろ害になることもある。単に体重に注目するのではなく,生活習慣やストレスなどの要因に目を向ける必要があるだろう。 特に,体重に対す … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 記事