カテゴリ : 記事

月誕生に新説 「シネスティア」

月は45億年近く前に,原始地球と別の原始惑星が起こした破局的な衝突の結果として生まれた。月が地球の衛星としてはかなり大きいことや月に水がないことをうまく説明できるため,この「ジャイアント・インパクト説」は月の起源に関する … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

アポロの収穫 月の石が語る太陽系の黎明期

アポロ計画は月面に人間の足跡を刻んだ点で最も名高いが,最大の科学的遺産は宇宙飛行士たちが持ち帰った一連の岩石だ。これら382kgの石とレゴリス(月や他の惑星状天体の表面を厚く覆っている石屑や塵)を単に貴重なお宝と呼ぶのは … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

アポロ11号 飛行士たちの足跡を追う

近年の衛星画像に基づく3次元コンピューターモデルによって,アポロ11号による月着陸の各段階と探査地域を再現できるようになった。米航空宇宙局(NASA)のルナー・リコネサンス・オービター(LRO)が2012年に撮影した着陸 … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

あの「小さな一歩」から

50年前の7月,36階建てビルと同じ高さでゾウ400頭に相当する重さのサターンⅤ型ロケットが,フーバーダム85基分の出力よりも強力な爆発に乗って空をゆっくり上っていった。宇宙空間に達し,地球周回軌道を離脱し,月周回軌道ま … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

特集:アポロから半世紀 人類,月へ

アポロ11号で人類が初めて月に立ってから50年になる現在,再び月を目指す動きが急だ。日米欧,中国,インド,イスラエルなどの国々や民間企業も月探査を計画している。アポロから生まれた惑星科学の進展と併せ,新世紀の月探査とその … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

波動関数の収縮は物理現象か?

一部の物理学者は,波動関数の収縮は実際に起こっている物理現象であり,測定可能な効果を伴っていると考えている。その1つに「連続的自発的局在化(CSL)」という考え方がある。CSLによると,波動関数の収縮はミクロ世界で絶えず … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

時空の量子化をとらえる

量子世界では,粒子が同時に2つの場所に存在するという不可思議なことが起こりうる。物理学者はこれを「重ね合わせ」と呼ぶ。量子的な重ね合わせは実際に実験室で何度も確認されているが,非常にデリケートで壊れやすい。重ね合わせにな … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

特集:実験で迫る量子世界の深奥

この特集に収められた2編の記事は,両方とも常識的な物理の話ではないことを,まず断っておく必要がある。   1本目の「時空の量子化をとらえる」は量子重力の効果を検出する卓上実験の解説である。だが,少々この分野を聞 … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

ウナギ絶滅回避なるか 間近に迫る完全養殖

 日本でウナギの完全養殖研究が始まったのは60年近く前のことだ。研究者たちはようやく,難関とされてきたウナギの稚魚「シラスウナギ」の大量飼育にこぎ着けた。完全養殖の商用化が視野に入りつつある一方で,ウナギを絶滅させないた … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

再生能力を引き出す薬

肥満や糖尿病の治療薬として開発が進められていた薬剤化合物MSI-1436に,損傷した器官の再生を促す能力があることが動物実験で示された。MSI-1436は体に生まれつき備わっている細胞再生能に対するブレーキを解除するよう … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

シャチの悲嘆 死を悼む動物たちPart2

悲嘆など人間の感情を他の動物に帰することについて,科学者はかねて消極的だった。だが近年,動物が死を悼んでいることを示す証拠が蓄積した。実に様々な動物が近しい仲間の死を悲しんでいる。以前は,哀悼行動は霊長類やゾウ,クジラ類 … 続きを読む

カテゴリ 2019年8月号, 記事

離散数学で若手輩出 次は基礎研究の強化:河原林健一

数学と情報科学にまたがる分野で国際的な評価を獲得 20代や30代の若手研究者の育成で手腕を発揮した 基礎研究に打ち込み社会の基盤づくりを目指す     数学と情報科学にまたがる分野は日本が弱いとされて … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 記事

銀河中心の巨大ブラックホールを観測

地球サイズの口径を持つイベント・ホライズン・テレスコープの観測によって,銀河中心に巨大ブラックホールが存在することが確証された。 銀河中心でまばゆく輝きジェットを噴出する「活動銀河中心核」の正体が,活発に活動する巨大ブラ … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 記事

地球サイズの電波望遠鏡で一般相対論を検証

世界各地の電波望遠鏡を連携させて地球サイズの口径の望遠鏡「イベント・ホライズン・テレスコープ」を実現,約5500万光年彼方にあるM87銀河の中心部を観測した。それによって史上初めて,光のリングで縁取られたブラックホールの … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 記事

特集 ブラックホール撮影成功

光のリングに縁取られた暗黒の天体──。先ごろ東京や米ワシントンなど世界6カ所同時にブラックホールの撮影成功が発表された。アインシュタインの一般相対性理論でブラックホールが予言されて以来100年,光さえ出られないというブラ … 続きを読む

カテゴリ 2019年7月号, 記事