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特集:量子もつれ実証

「君は,君が見上げているときだけ月が存在していると本当に信じるのか?」 かつてアインシュタインはこう言って,量子論に不満を示した。我々が測定する・しないにかかわらず,物体は一定の性質を備えていて,測ればわかる客観的な値を … 続きを読む

カテゴリ 2019年2月号, 記事

最終決着「ベルの不等式」の破れの実験

すべての革命が華々しく始まるわけではない。量子力学においては1964年,物理学者ジョン・ベルが1つの数式を発表したときに,そんな静かな革命が始まった。その数式は,量子力学の創始者たちを悩ませた哲学的問題に答えを出すための … 続きを読む

カテゴリ 2019年2月号, 記事

ゲノム編集ベビーの衝撃

11月末,ゲノム編集技術のヒトへの応用のルールづくりを議論する国際会議に参加するために集まった研究者たちの間に,突然の衝撃が走った。中国・南方科技大学の賀建奎氏が,ゲノム編集技術を使ってヒト受精卵の遺伝子を改変し,すでに … 続きを読む

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狂犬病ウイルスで神経網を探索

感染者をほぼ100%死に至らせる狂犬病ウイルス。このウイルスはニューロンからニューロンへと跳び移る能力を持ち,咬傷部から感染動物の脳に移動する。神経科学者はいま,狂犬病ウイルスのこの能力を利用・改良してニューロン間の接続 … 続きを読む

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シロアリとフェアリーサークル

シロアリは巣の近くの土壌を肥やして栄養価の高い植生を生み出し,それを通じて様々な動物を支えている。詳しいメカニズムは不明だったが,数理生態学の手法を用いてこの影響を示す数理モデルが作られた。シロアリは地形に大規模スケール … 続きを読む

カテゴリ 2019年2月号, 記事

目指すは資源の消費抑制 触媒で世界的課題克服:原亨和

アンモニアは肥料向けを中心に膨大な量が生産されている だが,その原理は100年前と変わらずエネルギー消費が大問題 長年の課題を解決しようと画期的な触媒の研究に取り組む   可能な限り低い温度で,圧力もできるだけ … 続きを読む

カテゴリ 2019年1月号, 記事

精神疾患の新しいモデル ミクログリア仮説 

 統合失調症やうつ病などの精神疾患の原因を説明するモデルとして,ドーパミン仮説やセロトニン仮説が長年提唱されてきた。これらはニューロンのシナプス間で生じる神経伝達の異常に焦点を当てた仮説で,これらに基づた治療薬の開発がな … 続きを読む

カテゴリ 2019年1月号, 記事

免疫系が脳を動かす

解剖学の教科書では,これまで何十年にもわたって,身体の中で最も複雑なシステムである「脳」と「免疫」はほぼ完全に互いに独立していると語られてきた。誰に聞いても,脳は身体の操作だけをし,免疫は身体の防衛のみを担っているという … 続きを読む

カテゴリ 2019年1月号, 記事

特集 神経免疫学

脳と免疫系は,互いに関わりを持たず独立に機能すると長年考えられてきたが,近年,こうした“常識”を覆す発見が相次いでいる。遺伝子操作で獲得免疫をなくしたマウスは,筋萎縮性側索硬化症やアルツハイマー病が重症化しやすく,強いス … 続きを読む

カテゴリ 2019年1月号, 記事

フェイクを見破る

人工知能(AI)のおかげで、本物そっくりのフェイク動画が簡単に作れる時代になりつつある。コンピューターグラフィック(CG)などを使ったリアルな合成動画はこれまでも存在していたが、高度な動画制作の技能が必要だった。AIを使 … 続きを読む

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巧妙化するフェイク動画

人工知能(AI)技術の急進展で,フェイク動画やフェイク音声の自動生成が可能になっている。ソーシャルメディアを通じた偽情報の拡散は,国民一般の論議や政治的安定性に重大な影響を与えかねない。コンピューター科学者はフェイク動画 … 続きを読む

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特集 だますAI vs見抜くAI

人工知能(AI)技術の急進展で,フェイク動画やフェイク音声の自動生成が可能になっている。ソーシャルメディアを通じた偽情報の拡散は国民一般の論議や政治的安定性に重大な影響を与えかねず,AIフェイク動画はこの懸念をいっそう高 … 続きを読む

カテゴリ 2019年1月号, 記事

電波のフラッシュ現象 高速電波バーストの正体を追う

奇妙な電波が地球に届いている例が2007年に見つかった。持続時間はわずか数ミリ秒だが,何十億光年も離れた遠い宇宙から届いており,ケタはずれの爆発的な事象で生じたと考えられる。「高速電波バースト」と名づけられたこの奇妙な現 … 続きを読む

カテゴリ 2019年1月号, 記事

都市洪水からあなたを守る 超精密ハザードマップの試み

 身の危険を感じるような嵐が来襲した際に,大都市の全市民を避難させることはほぼ不可能だ。洪水が頻繁に起こる米ヒューストンで,近々新しいリスクマップの実地テストが始まる。特徴は街区ごとにリスクを評価するという,スケールの細 … 続きを読む

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子宮内膜症 ようやく始まった解明

子宮内膜症は本来なら子宮の内側にとどまっているはずの細胞がなぜか子宮以外の場所で増殖し,激痛や炎症をもたらす病気だ。約10%の女性がかかるとされるが,月経中の体調不良は軽視されがちで,見過ごされることも多い。痛みが始まっ … 続きを読む

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