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DNAループのダイナミクス

人体の細胞はどれも同じ遺伝子セットを持つが,異なる組み合わせの遺伝子がオンになることで,神経や筋肉など種別ごとに機能を果たしている。この遺伝子発現の制御に関し,米国のチームが注目すべき発見をした。ゲノムのDNAが細胞内で … 続きを読む

カテゴリ 2020年2月号, 記事

アナム猿人の顔

380万年前のアウストラロピテクス・アナメンシス(アナム猿人)のほぼ完璧な頭蓋骨が発掘された。アナム猿人はアファール猿人へと漸進的に進化し,現生人類を含むホモ属の源流に位置する。だが新発見の化石の特徴から,アナム猿人とア … 続きを読む

カテゴリ 2020年2月号, 記事

堤防に勝る近自然海岸

意外なことに,多くの場所では堤防よりも湿地のほうが自然災害から海岸線をうまく守り,建設費も安いことがデータから示された。米国の科学者は湿地を再建する技法をさらに改善し,それぞれの海岸に合わせた手法を開発している。こうした … 続きを読む

カテゴリ 2020年2月号, 記事

ミュー粒子で物質を見る世界初の顕微鏡目指す:三宅康博

物質を透過しやすい性質を持つミュー粒子という素粒子を使って ユニークな顕微鏡の開発に取り組んでいる 実現すれば生きた細胞も観察でき,科学の新たな知見が得られそうだ     ミュー粒子(ミュオン)は電荷 … 続きを読む

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臨時緯度観測所本館と眼視天頂儀(上)

岩手県の北上盆地にある奥州市水沢は明治時代から天文台の街として知られる。近代日本が威信をかけて取り組んだ初の国際的な天文観測事業が行われた地だ。北緯39度8分の線上に並ぶ形でユーラシア大陸と北米大陸に6つの天文台を建設, … 続きを読む

カテゴリ 2020年1月号, 記事

騙されるAI

ディープラーニングは2011年頃から急速な進展を見せ始め,瞬く間に実用的なテクノロジーへと進歩した。今や当初の狙いだった画像認識はもとより,苦手と考えられていた文章理解でも,ベンチマークテストで人間の平均点を上回るスコア … 続きを読む

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科学がAIで変わる

素粒子論や超弦理論を研究する橋本幸士大阪大学教授は,AIの深層学習を使って超弦理論に基づく重力模型を再構築し,その模型に新しい時空を「創発」させる研究を手がけている。重力理論を多層ニューラルネットワークによる表現に書き直 … 続きを読む

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想像力を手に入れたAI 知性獲得につながる3つの方法

顔認識や言語翻訳,ボードゲームのプレイなどにおけるAIの能力は,いまや人間と同等,あるいはそれ以上になった。ニューラルネットワークなどのAIシステムには計り知れない能力があるが,弱点も依然として存在している。人間と違って … 続きを読む

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特集:AI 人工知能から人工知性へ

人工知能(AI)は一見,どんどん人間に近づいているように見える。学習の仕方を自ら学んだり,見たこともない画像を作り出したりすることができるようになり,苦手だった文章読解もベンチマークテストで人間の平均点を超えた。機械学習 … 続きを読む

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光るサメの謎

「深海」と聞いて思い浮かぶのは,どこまでも真っ暗闇の冷たい世界だ。しかし実際は,そこは夜空のように生物たちの光が点在する賑やかな場所かもしれない。青白く光るサメに,チカチカ輝くヒカリキンメダイ。生物の発光現象は時代を超え … 続きを読む

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深海クラゲの世界を見る

海の大部分の体積を占めるのは,表層と海底の間に存在する暗黒の冷たい海水域で,そこで繁栄しているのがクラゲだ。クラゲはゼラチン質の脆弱な体。網で捕まえるよりも,カメラでその姿を捉えて研究するアプローチが適している。高解像度 … 続きを読む

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特集:深海生物

何も見えない暗闇と思われてきた深海には,多数の発光生物が存在している。彼らはなぜ,そしてどうやって光るのだろうか。沖縄近海の深海底では「光るサメ」が撮影され,ハダカイワシと呼ぶ魚では光を放つ巧妙な仕組みが明らかとなった。 … 続きを読む

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中性子星の中はどうなっているか

 中性子星は太陽の20倍のサイズの恒星が超新星爆発した後にできる小さな高密度天体だ。その内部では重力で押しつぶされた陽子と電子が融合して中性子になっているが,それらがどのような形態を取っているかは長い間謎だった。2017 … 続きを読む

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食欲の暴走を招く?超加工食品

肥満の原因をめぐっては,脂肪や炭水化物など特定の栄養素に注目するなど,さまざまな説がある。まだ予備実験の段階ではあるが,最近,新しい仮説が登場した。特定の栄養素ではなく,食品の加工程度の違いに注目するものだ。調味料や人工 … 続きを読む

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現実になった懸念 温暖化による異常気象

猛暑の後は大型の台風が続いて甚大な被害が出るなど,最近の天気は散々だ。こうした極端気象の増加は世界的な傾向で,背後には地球温暖化がある。もはや自然に生じる変動だけでは説明できない。海水温上昇や大気中の熱と水蒸気の増加とい … 続きを読む

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