カテゴリ : 2011年9月号
謎の粒子は“見えた”のか~日経サイエンス2011年9月号より
暗黒物質はまたもや観測の網をすり抜けた? 暗黒物質(ダークマター)の正体は誰にもわかっていない,なぜなら誰もそれを見たことがないのだから──というのが一般的な説明だ。この前半部分は現在も議論の余地がない。 … 続きを読む
カテゴリ 2011年9月号, SCOPE & ADVANCE
みんなの衛星キューブサット
世界初の人工衛星スプートニクは机にのるほどの大きさだった。以降,大型化の一途をたどり,半世紀後にはサッカーグラウンドほどもある国際宇宙ステーションが地球を周回するようになった。ところがここに来て電子技術の高度化と打ち上 … 続きを読む
聖徳太子に近づくコンピューター
ざわめくパーティー会場をそぞろ歩くうち,気になる言葉が耳に入り,ついつい聞き耳を立ててしまった経験をお持ちの方もいるだろう。複数の人が話しているなかから,1つの話を拾い出す音声認識は,コンピューターの不得意分野の1つだ … 続きを読む
最短距離でワクチンへ
ワクチン実用化には長い年月と莫大な研究費が必要だ。数千人が加わる臨床試験で思わしくない結果が出て,開発が断念される場合もあり,そうなると患者にも製薬企業にも大きな失望を与えることになる。そんな危うい開発物語が過去のもの … 続きを読む
科学調査の輝き スコット南極探検隊
今から100年前,ノルウェーのアムンゼン隊と英国のスコット隊は南極点一番乗り競争を繰り広げた。両隊はライバルが先行していないことを祈りつつ,ブリザード吹き荒れる白い大陸を進んでいった。一番乗りの栄誉はわかりやすいし,ア … 続きを読む
タスマニアデビルの伝染するがん
怖そうな名前が付いているが,なかなかチャーミングな顔つきのタスマニアデビル。カンガルーと同様,お腹の袋で子どもを育てる有袋類だ。かつてオーストラリア大陸にも生息していたが,今ではその名前の通り,同大陸の南に位置するタス … 続きを読む
人工知能の意識を測る
意識を持つコンピューターや人間のようなロボットは小説や映画でおなじみだが,もちろん現実世界にはまだ登場していない。だが,将来のことはわからない。機械が知的存在として目覚めたとき,人類に対してどんな行動に出るのだろう? … 続きを読む
美女と野獣~日経サイエンス2011年9月号より
男は美女を見ると戦争したくなる? 男性に魅力的な女性の写真を見せると,トランプのブラックジャックで思い切った賭けに出るようになるかもしれない。実際に可愛らしい女性に見られていると,赤信号なのに道路を横断する可能性が … 続きを読む
カテゴリ 2011年9月号, SCOPE & ADVANCE
超音波フライドポテト~日経サイエンス2011年9月号より
カラッと揚がって中身はソフト Fries (lock screen)” by brett jordan フライドポテトは欧米で最も一般的に消費されるスナックで,さまざまな形で少なくとも300年 … 続きを読む
カテゴリ 2011年9月号, SCOPE & ADVANCE
右手と左手の違いを制御し 新しいプラスチックを作る:野崎京子
絡み合い,折れ曲がり,時に結晶化する巨大分子の立体構造を 精密に制御することで,物質の実力を明らかにする その先にあるのは,厄介者のCO2を新たな資源にする夢だ 「CO2 を原料に汎用樹脂」「温暖化対策に … 続きを読む
ヤマネたちの安心領域(問題)
アリスが宮廷の庭を散歩していると,珍しく三月ウサギと帽子屋に出会った。お茶の会を休みにして,ヤマネが7匹の姪たちを遊ばせに来たのにつきあっているらしい。遠くにヤマネと姪たちの姿が見える。 2人はなにやら議論の最中だっ … 続きを読む
カテゴリ 2011年9月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)