カテゴリ : 1996年1月号

日経サイエンス 1996年1月号

木星に到達した「ガリレオ」  T. V. ジョンソン いくたびものトラブルにもめげず,6年間をかけて「ガリレオ」が到達。美しい写真とイラストは必見!!!   利己的遺伝子と生物の体  R. ドーキンス 「遺伝子 … 続きを読む

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ダーウィンの最後のポートレート

 ダーウィンはその生涯にわたって公開講演やディナー・パーティー, 写真撮影会を避け続けていた。それでも,登場したばかりのカメラマンのうち何人かは,この世捨て人のような生活を送る博物学者の 姿を何とかカメラに納めていた。こ … 続きを読む

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木星に到達した「ガリレオ」

 12月7日,探査機ガリレオが約6年間の旅を終えて,最終目的地である木星に到達した。そして,プローブと呼ぶ観測装置を木星に落下させ,とくに大気に関する詳細なデータを収集した。このあと,ガリレオ本体は木星周回軌道に入り,木 … 続きを読む

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よみがえるホログラム・メモリー

 書籍の表紙やパンフレットなどで,立体感を持った鮮やかな 絵やマークを目にすることがよくある。この画像はホログラ ムとしてよく知られており,対象物に信号光と参照光という2種類のレーザー光を干渉させて立体画像を平面的に記録 … 続きを読む

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氷河期の急激な気候変動

 ヨーロッパの気候は暖かい。北大西洋でアマゾン川100本分の流量 を誇る巨大な海流が北上し,大量の熱を運んでいるからである。この海流の表層は高緯度で盛んに蒸発し,塩分が高まって重くなり,海中深く沈み込む。こうしてできる深 … 続きを読む

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脳の免疫系を担うミクログリア

 血液中にある白血球は,体を病気から守る免疫系の代表的な細胞 である。しかし,脳には白血球が入らないようになっている。脳に侵入できるのは,病気やけがなどで血管が損傷したときだけで ある。白血球の代わりに脳内で免疫防御を担 … 続きを読む

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お手玉の科学

 日本では,お手玉は子供の遊びか,さもなければ大道芸・曲芸の 出し物としか見なされない。しかし,マサチューセッツ工科大学 (MIT)にお手玉(juggling)クラブを設立した著者らによるこの論文は,欧米ではお手玉が大人 … 続きを読む

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フォトリソグラフィーのゆくえ

 いまから9年前の1986年12月号の本誌に掲載された論文で,当時 IBM社の科学担当副社長だったチャウダリー(Praveen Chaudhari)博士は,大筋で次のようなことを述べている。    「回路パター … 続きを読む

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利己的遺伝子と生物の体

 ダーウィンは生物個体の見地から進化や自然選択を考察したが, ドーキンスは個体ではなく,彼の言う「遺伝子の目から見た」視点で考察している。ドーキンスの主張によると,生物の中の遺伝子は「利己的」で,彼らの宿主(ドーキンスは … 続きを読む

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危機に瀕する漁業資源

 1950年代から60年代にかけて世界の漁業技術は飛躍的に発展した。 レーダーの開発は濃霧での操船を可能にし,ソナーによって魚群を簡単に見つけ出すことができるようになった。また,効率のよい漁 獲機能を備えた“海上の工場” … 続きを読む

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