カテゴリ : 1998年11月号
マーチン・ガードナーの「消える面積のパラドックス」
答え パラドックスのカギは,大きい3角形と小さい3角形が相似でない,つまり正確な角度がちょっと違うところにあります。左のパターンは,隅の角度が90度に足りないので凹んでいます。4つの辺が内側に少したわんでいる格好です。 … 続きを読む
DNAコンピューターで問題を解く
DNAの4種類の塩基を演算素子にして超並列コンピューターを作る──。きわめて魅力的な構想だが,本当に試験管の中で計算ができるのだろうか。著者は独自のアイデアでDNAコンピューターを実現し,試験管や電気泳動装置,酵素とい … 続きを読む
レクリエーション数学の楽しみ
レクリエーション数学と学問としての数学の境界線はあいまいである。プロの多くの数学者は自分たちの仕事を遊びの1つの形としてとらえている。これは,優れたプロゴルフプレーヤーやプロ野球選手の考え方と共通している。専門家でない … 続きを読む
マイクロダイヤモンドの世界
直径0.5mm以下で重さ1/100カラット(1カラットは0.2g)以下のものをマイクロダイヤモンドという。マイクロダイヤモンドは,普通のダイヤモンドが侵食を受けて小さくなったものではない。普通のダイヤモンドと一緒に産出 … 続きを読む
マーチン・ガードナーの「消える面積のパラドックス」
問題 下に示したのは,11月号に掲載した「レクリエーション数学の楽しみ」でマーチン・ガードナーが出した「消える面積のパラドックス」(70ページ)というパズルです。どちらのパターンも同じ16個のピース(でできているのに, … 続きを読む
急浮上するZピンチ核融合
核融合の方式は,磁場閉じこめ方式と慣性閉じこめ方式の2つに大きく分けられる。慣性閉じこめ方式は,水素燃料の小球にレーザーや粒子ビームを照射し,その強力なエネルギーで核融合を起させようというものだが,これまでのところ入力 … 続きを読む

日経サイエンス 1998年11月号
DNAコンピューターで問題を解く L. M. エイドルマン DNAには生物体の設計図として“情報の格納”機能と酵素などを使って実際に身体を作る“情報を操作する命令”の2つをあわせもっています。これは,計算機の条件と見事 … 続きを読む