カテゴリ : 2002年1月号

21世紀のガン治療 NK4によるガン休眠療法

 すべてのガン細胞はそのルーツをたどれば,もともと私たちの身体を構成していた1個の正常細胞にたどりつく。たったひとつの正常細胞が分裂していく過程で,秩序立った細胞分裂を制御する遺伝子に変異が生じ,そのような遺伝子変異は細 … 続きを読む

カテゴリ 2002年1月号, 記事

サイバーテロの主役 “ゾンビ”ウイルス

 「悪性の風邪みたいなものですね。空気中のちりや水滴に付着したウイルスがあたり一面に飛び散る。健康でぴんぴんしていた人が急にくしゃみをしだし,死に至ることもある。外界から完全に隔離されてでもいない限り,防御はできません」 … 続きを読む

カテゴリ 2002年1月号, 記事

特集:動き出したポストゲノム研究

 ヒトの全遺伝情報であるDNAの30億塩基対をすべて調べようというヒトゲノム計画は,2000年6月に当時のクリントン大統領が華々しく終了を宣言した。データは2001年2月に公開されたが,実際には精度を上げるための作業が2 … 続きを読む

カテゴリ 2002年1月号, 記事

ヒトと類人猿の違いをゲノムから探る

 ワトソン(James Watson)とクリック(Francis Crick)による1953年のDNA二重らせん構造の発見は,普通には分子生物学全盛時代の始まりと考えられている。しかし,ある意味ではこれは旅の終わりだった … 続きを読む

カテゴリ 2002年1月号, 記事

遺伝子の個人差を医療に生かす

 30億文字のヒトゲノム配列の概要が明らかとなり,ゲノム研究もいよいよ新たな段階に入った。ここでは,遺伝子レベルでの個人差(種内変異)に焦点を当てていきたい。    この世には誰ひとりとして,まったく同じ人はい … 続きを読む

カテゴリ 2002年1月号, 記事

狂牛病─変異プリオンをとらえろ

 ドイツで最初に狂牛病の症例が見つかって以来このかた,「BSE」の三文字が有力雑誌の表紙に踊り,ドイツ国民は不安にさいなまれてきた。BSEはウシ海綿状脳症を意味する英名,bovine spongiform encepha … 続きを読む

カテゴリ 2002年1月号, 記事

黄斑変性症の治療に挑む

 急激な視力低下を招く黄斑変性症は網膜の中で視細胞が集中する黄斑部が壊れる病気だ。高齢者を襲うこの恐ろしい病気の原因が解明されつつある。黄斑変性症の患者は米国では約200万人がかかっているという。ヒトの体の中で,わずか直 … 続きを読む

カテゴリ 2002年1月号, 記事

タンパク質分子の姿をあぶりだす新手法

 ヒトゲノム計画で得られたDNA塩基配列から,遺伝子が探し出され,その遺伝情報から,タンパク質を構成する20種類のアミノ酸の配列がわかる。しかし,タンパク質の多くは,まだ機能がわかっていない。ゲノム解読後の次の課題はタン … 続きを読む

カテゴリ 2002年1月号, 記事

タリバン攻撃で揺れる南アジアの核管理

 2001年9月11日の同時多発テロを受け,米国がアフガニスタンでの軍事作戦を拡大しているなか,国際社会の耳目がパキスタンに集まっている。パキスタンの出方が軍事行動の成否を左右するからだ。9月14日,ムシャラフ(Perv … 続きを読む

カテゴリ 2002年1月号, 記事

日経サイエンス 2002年1月号

特集:動き出したポストゲノム研究 ヒトの全遺伝情報の概要がわかり,生命科学は次の段階に入った。ゲノム情報があればこそ可能になった,新しい研究分野の動きを紹介する。   タンパク質分子の姿をあぶりだす新手法  美 … 続きを読む

カテゴリ 2002年1月号, 雑誌