カテゴリ : 2004年11月号

バーチャルリアリティー医療 ゲームで克服する痛みと恐怖

 コンピューターを使って人を架空の世界にいざなうバーチャルリアリティー(VR,仮想現実感)技術。これまでエンターテインメント分野を中心に応用が進んできたが,最近,意外な場所でも活躍し始めた。病院だ。    例え … 続きを読む

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台風をあやつる 夢ではない天気の制御

 毎年,大きな被害をもたらす台風やハリケーン。その勢力を弱めたり,進路を変えたりすることができるだろうか?近年の研究から実現のシナリオが浮かび上がってきた。    高度な気象予報モデルに基づいて,ハリケーンの発 … 続きを読む

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宇宙のすぐれもの エネルギーを生むテザー衛星

 宇宙にはガソリンスタンドのような補給基地は存在しない。だから,どんな宇宙船もミッション遂行に必要となるエネルギー源をあらかじめ積み込んだうえで出発する。通常は化学推進剤や太陽電池,原子炉などだ。さもなければ,宇宙船まで … 続きを読む

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ポストイネゲノムの課題

 イネゲノム塩基配列の完全解読も間近に迫っている。最終的に日本の貢献は50%を超え,世界に誇れる成果を示すことができた。日本の強い主張もあって,国際イネゲノム解析プロジェクトは精度99.99%という正確なイネの「辞書」を … 続きを読む

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理想のイネを求めて

 ゲノムを利用した品種改良にとって,いちばん重要なのは有用遺伝子の特定である。著者らは60年代に劇的な穀物増産を実現した「緑の革命」で主役となったイネ品種から半矮性(草丈が低くなる性質)遺伝子sd1を突き止めた。草丈が低 … 続きを読む

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特集:イネゲノムの挑戦 マーカー選抜育種法で生み出す未来の穀物

 今年12月にイネゲノムの全解読が完了する予定だ。これを受けて,ゲノム情報を駆使した穀物の品種改良が急速に進むものと見られている。 イネ,コムギ,トウモロコシの世界三大作物はいずれもイネ科植物だ。これらのゲノム構造は,想 … 続きを読む

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いよいよ身近になる導電性プラスチック

 白川英樹博士らによる“電気を通すプラスチック”の研究はノーベル賞に輝いた。その基礎研究がここへ来て応用面で大きく花開こうとしている。非常に安価なICやディスプレー,センサーなど,さまざまな用途が開けそうだ。   … 続きを読む

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ローレンス・クラウスが語る宇宙と社会

 ケース・ウェスタン・リザーブ大学物理学科長のクラウス(Lawrence M. Krauss)は暗黒エネルギー(ダークエネルギー)と呼ぶ正体不明の実体が宇宙の始まりを理解するカギを握るとの先見的な洞察を示したことで有名だ … 続きを読む

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飲料水をヒ素汚染から守れ バングラデシュでの試み

 1970年代から1980年代にかけて,バングラデシュ政府は,ユニセフが先頭に立つ国際支援団体と協力して,清潔な水を国中の村に供給するという大がかりなプロジェクトに着手した。当時,細菌だらけの地表水(川や池の水)を飲んで … 続きを読む

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日経サイエンス 2004年11月号

バイオテクノロジー 特集:イネゲノムの挑戦 今年12月,イネゲノム解読が完了する予定だ。ゲノム構造の類似性が高いことから,イネゲノムの成果をコムギやトウモロコシなど他の主要穀物の品種改良に生かす研究も急ピッチで進んでいる … 続きを読む

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