カテゴリ : 2004年3月号
しなやかな翼で飛ぶ未来の飛行機
ハイテクを駆使した未来の飛行機は鳥の飛翔に近づいていくだろう。翼にしなやかさをもたせ,状況に応じてその形を変えると,優れた飛行性能を実現できる。 ライト兄弟は鳥が飛行中に翼の形を変えることに着目し,柔軟な翼の機体を開発 … 続きを読む
私たちはなぜ眠るのか
「鳥だってするし,ハチだってする……」で始まる往年の米国のミュージシャン,コール・ポーターの『Let’s do it』の冒頭をアレンジすれば「ショウジョウバエもするし人間は必ずする」となるだろう。恋ではない … 続きを読む
ミニロボット軍団を実現する
テロリストたちがオフィスビルを襲撃して人質を取って立てこもった。入口や窓はテロリストによってふさがれ,外からはテロリストの人数や所持している武器,人質の監禁場所などは見えない。しかし,特別機動隊のSWATチームが突入し … 続きを読む
DNAを操る 未知の演出家
2003年4月にヒトゲノムの“最終的解読結果”が発表されたとき,30億対のA,T,G,Cからなる塩基配列は「遺伝の書」「細胞のソースコード」「生命の青写真」といった表現でたとえられた。しかし,これらの比喩はすべて人々に … 続きを読む
遺伝子はどのように多様な生物を作ったのか
およそ5億4000万年前,カンブリア紀と先カンブリア時代の境で,生物の全歴史を通じて特筆すべき事件が起きた。このとき,さまざまな動物がいっせいに出現した。これは進化史上最大のイベントの1つで,「カンブリア爆発」と呼ばれ … 続きを読む
グルジアの化石が明かす初期人類の旅
1991年,グルジア共和国のドマニシ遺跡でホモ・エレクトスの頭骨が発掘された。アフリカ以外では最古の人類化石で,およそ160万年前のものと判定された。ついで1999年にも,最初の発掘場所から近い地点で2つの頭骨が発見さ … 続きを読む

日経サイエンス 2004年3月号
サイエンス・イン・ピクチャー 米探査機 火星着陸 編集部 米国の探査機ローバーが1月3日(米国時間),無人探査車を火星に軟着陸させた。3カ月間動き回りながら土壌や岩石を調べ,水と生命の痕跡を探る。 神経科 … 続きを読む