カテゴリ : 2004年2月号

小惑星直撃から地球を救う 宇宙のタグボート

 人類の滅亡につながる小惑星衝突が起きる確率はゼロではない。ハリウッド映画では核爆弾を使って軌道をそらすが,直撃を避けるにはもっと確実な方法が必要だ。    直径100mの小惑星が直撃すれば大都市が壊滅し,1k … 続きを読む

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とける北極

 そのリストはあきれるほど長い。過去400年間の最高気温,海氷の減少,グリーンランド氷床の融解量の記録,前代未聞の速さで縮小しているアラスカの氷河,ロシアの河川の流量増加,10年につき数日の割合で長くなってきた北極圏の植 … 続きを読む

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動き始めた人工筋肉

 電気に反応して変形する電場応答性高分子(EAP:Electroactive Polymer)が注目を集めている。近年になって,応答性に優れた材料が登場した。モーターに代わる動力源に実用化しそうだ。    電気 … 続きを読む

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ブライアン・グリーンが語る ひも理論の未来

 ひも理論をわかりやすく語らせるとしたら,コロンビア大学の物理学の教授で同理論の発展に大きく貢献したブライアン・グリーン(Brian Greene)の右に出る者はない。1999年に彼が著した『エレガントな宇宙』はベストセ … 続きを読む

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ジャンクに隠れていた真実

 約20年前,天文学者は重力の法則と目に見える天体の配置から,遠い星雲の動きがまったく理屈に合わないと確信するようになった。だが次第に,彼らはこう結論せざるをえなくなっていった。宇宙は見かけほど空っぽではなく,暗くてよく … 続きを読む

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生き物の形はどのように決まったのか

 ヒトを含めたさまざまな生物のゲノムが解読され,生物学者は「進化」という現象において,再び表現型と遺伝子の関係を考えはじめた。ゲノムを「青写真」あるいは「設計図」と考え,表現型をその結果として見るならば,この「関係」はと … 続きを読む

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デジタルデバイド解消の落とし穴

 この10年,多くの政治家や社会科学者が1つの社会的な分裂について次第に関心を抱くようになってきた。コンピューターやインターネットを利用できる人とできない人の間にある溝のことだ。1990年代半ば,米電気通信情報局がこの状 … 続きを読む

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SCIENTIFIC AMERICANが選んだ 2003年のベスト50

 SCIENTIFIC AMERICAN誌は科学技術に関連して優れた功績をあげた「2003年のベスト50」を選んだ。科学技術の各分野をリードした個人や企業,団体を「研究」「ビジネス」「政策」の3部門に分けて選び出したもの … 続きを読む

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日経サイエンス 2004年2月号

生命科学 崩れるゲノムの常識(上)ジャンクに隠れていた真実  W. W. ギブス ヒトゲノムを解読し個々の遺伝子を調べれば人体のすべてがわかる──という考えは幻想にすぎなかった。役立たずとされ「ジャンクDNA」と呼ばれて … 続きを読む

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