カテゴリ : 2006年12月号
特集:エネルギーの未来 北極がとけぬうちに
過去数百年,多くの探検家が大西洋から氷の北極海を経て太平洋へ至る航路の確立を試み,おおかたは飢えと壊血病の末に失敗に終わった。だが地球温暖化によって,あと40年もしないうちに,クック船長らが夢見た航路が現実となってパナ … 続きを読む
"A Climate Repair Manual" / 「北極がとけぬうちに」より抜粋
Explorers attempted and mostly failed over the centuries to establish a pathway from the Atlantic to the Pacific through the icebound North, a quest often punctuated by starvation and scurvy. Yet with … 続きを読む
カテゴリ 2006年12月号, 英語で読む日経サイエンス
水素社会を実現するには
素燃料電池車は有力な選択肢だ。安全で,高価でなく,耐久性があり,連続走行距離の長いモデルを開発できれば,商品として十分に可能性がある。また,大量の水素をガソリンに対抗しうる価格で供給することも可能。配送・供給の基盤整備 … 続きを読む
離陸する再生可能エネルギー
温暖化ガスを大幅に削減しようとするなら,エネルギー効率の向上だけに頼っていては成功は期待できない。経済成長は新しい工場の建設を促し,人々が新たにマイカーや住宅をもてるようにする。これらはすべてエネルギー需要の拡大を意味 … 続きを読む
エネルギー安全保障と一体化した取り組み
エネルギー問題への関心が内外で高まっている。2度のオイルショックが起きた1970年代以来のことだ。石油や石炭など化石燃料の大量消費に伴う二酸化炭素(CO2)の大気中への放出が地球温暖化をもたらし,異常気象のリスクが高ま … 続きを読む
排出安定化 15の糸口
大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が危険域,つまり産業革命が始まる前の18世紀の水準の2倍に近い値にまで達しなければ,グリーンランドの氷の消滅といった取り返しのつかない気候変動が起こる恐れは減るだろう。 … 続きを読む
温度で大きさが変わるスマートゲル〜日経サイエンス2006年12月号より
横浜国立大学大学院の渡辺正義(わたなべ・まさよし)教授らは温度に応じて急激に体積が変化する機能性ゲルを開発した。通常のゲルとは異なり,溶媒として水や有機溶剤ではなくイオン液体を採用したことで,幅広い温度と圧力のもとで使 … 続きを読む
カテゴリ 2006年12月号, SCOPE & ADVANCE
消化器疾患の治療に“毒掃菌”〜日経サイエンス2006年12月号より
毒素を吸収する大腸菌ができた 熱帯地方に旅行する場合,食あたりや命にかかわる消化器疾患の原因になるような地元の細菌叢を摂らないように気をつけるのがふつうだ。だが,オーストラリアのある研究チームによると,有 … 続きを読む
カテゴリ 2006年12月号, SCOPE & ADVANCE
懲りないトンデモ科学新兵器〜日経サイエンス2006年12月号より
科学的に疑問の多い兵器開発に,米国では多額の予算が浪費されている 反物質兵器,心霊テレポーテーション,敵の頭に言葉を送り込む“神の声”マイクロ波,核爆発手榴弾。 ほとんどの科学者にとって,これらはあまり … 続きを読む
カテゴリ 2006年12月号, SCOPE & ADVANCE
月の裏側が太っているわけ〜日経サイエンス2006年12月号より
IMAGE:NASA 月の裏側は赤道のあたりが膨らんでいて,これは長年の謎となってきた。従来の説明は,年若い月を覆っていたマグマの海が重力と月の自転によって変形し,そのまま固まって膨らみができたというものだが,この仮説は … 続きを読む
カテゴリ 2006年12月号, SCOPE & ADVANCE