SCOPE & ADVANCE

うそ発見AI〜日経サイエンス2019年4月号より

捏造の盗難届を特定する強い味方   いらすとや 最近,スペイン国家警察に新メンバーが加わった。「ベリポル」という人工知能(AI)ツールだ。偽の盗難届を嗅ぎつける初のテキストベースシステムで,驚くほど正確だという … 続きを読む

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「ウルティマ・トゥーレ」姿現す〜日経サイエンス2019年4月号より

探査機ニューホライズンズによってカイパーベルト天体に新たな光が当たった   欧州の伝説上の「最果ての地」にちなみ「ウルティマ・トゥーレ」と呼ばれる太陽系外縁天体「2014 MU69」に米航空宇宙局(NASA)の … 続きを読む

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フェイシャル・リコール〜日経サイエンス2019年3月号より

顔特定アプリとプライバシーの懸念   結婚式や会議など大人数の集まりが負担に感じられることがある。人の名前を覚えなければというプレッシャーにストレスは増すばかりだ。そんな場合,新しい顔認識アプリが助けになるかも … 続きを読む

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意思を生む脳回路〜日経サイエンス2019年3月号より

エイリアンハンド症候群の研究から見えてきた脳の作用   ダービー(Ryan Darby)は神経科の医学実習生だったころ「エイリアンハンド症候群」という症状を聞き知ってはいたが,実際に患者を診察すると,その行動は … 続きを読む

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長距離走者の秘密〜日経サイエンス2019年3月号より

ある遺伝子変異が走行能力に寄与したようだ   ざっと200万~300万年前,ある霊長類が森からサバンナへ住みかを移した。そして脚が長くなり,筋肉がつき,足の幅が広がった。照りつけるアフリカの日差しの下で体を冷や … 続きを読む

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氷のノクターン〜日経サイエンス2019年3月号より

ヒマラヤの氷河が夜間に割れて融解を加速しているようだ   北海道大学にいる地球科学者のポドリスキ(Evgeny A. Podolskiy)が2017年10月に初めてヒマラヤを訪れたときに最も驚いたのはエベレスト … 続きを読む

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ハイパーループに熱い視線〜日経サイエンス2019年3月号より

減圧した専用トンネルを高速走行   減圧した専用トンネルの中を列車が高速で走る超高速輸送システム「ハイパーループ」が注目を集めている。米スペースX創業者のイーロン・マスク氏が技術設計を支援しているほか,中国やイ … 続きを読む

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近寄らないで!〜日経サイエンス2019年2月号より

言い寄るオスを避けるためにメスのゴキブリは団結する   セクハラに対処するのは人間だけではない。ある新研究によると,メスのゴキブリは言い寄ってくるオスを避けるため,ひとかたまりに寄り集まるらしい。   … 続きを読む

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人工クモの糸〜日経サイエンス2019年2月号より

組み換え微生物を用いて本物と同じ強さと弾性の糸を合成   クモの糸は工学者にとって夢の素材だ。鋼のように強く,伸縮性があり,毒性はなく,生分解性がある。だがクモを飼育するのは容易でない。1匹が生み出す糸はほんの … 続きを読む

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携帯の電波で霧発生を予測〜日経サイエンス2019年2月号より

ノイズ同然の情報から宝を掘り出した   霧は重大な衝突事故につながり,空港や埠頭,高速道路では特に被害が大きくなる。視界の状況をリアルタイムで監視すれば安全性が高まり,運輸部門だけでも数千万ドルの損害を避けられ … 続きを読む

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ハイになって踊るタコ〜日経サイエンス2019年2月号より

幻覚剤がタコに及ぼす影響から社会行動の起源に迫る   最近,幻覚剤のMDMA(「モリー」や「エクスタシー」などとも呼ばれる違法ドラッグ)を数匹のタコに与える実験が行われた。タコ史上最高にハイになった個体を観察し … 続きを読む

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細胞内タンパク質を特定する顕微鏡〜日経サイエンス2019年2月号より

単一細胞の詳細をのぞき見る   個々のヒト細胞の内部でタンパク質がどう振る舞っているかを知れば,その細胞が生き続けるのか,死ぬのか,機能不全になるかどうかがわかるだろう。病気の早期警報になりうる情報だ。だが現在 … 続きを読む

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フェイスブック男女格差〜日経サイエンス2019年1月号より

ソーシャルネット利用の男女差は他の男女格差の代理指標となるようだ   ソーシャルメディアは猫の動画や赤ちゃんの写真を伝えるのに加え,有益な人口統計情報をもたらすことがあるようだ。女性によるフェイスブックの使用が … 続きを読む

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レム睡眠に必要な遺伝子〜日経サイエンス2019年1月号より

アセチルコリン受容体の遺伝子が重要   睡眠にレム睡眠(急速眼球運動睡眠)という段階があって,夢や学習・記憶の向上に関係があることが1950年代から知られているが,そのメカニズムの多くはいまだに謎だ。最近の研究 … 続きを読む

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産後うつのメカニズム〜日経サイエンス2019年1月号より

通常の抗うつ薬とは異なる作用機序の新薬が臨床試験で好成績   米国では毎年約400万人の産婦のうち10~20%が産後うつになる。この症状は母と新生児の絆(きずな)を妨げ,子供の発達を青年期まで危うくする恐れがあ … 続きを読む

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