カテゴリ : 2006年5月号

元気で年を取るには 長寿国日本の先輩に学ぶ

 日本人の平均寿命は男性が78歳,女性が85歳で,全人口の20%を65歳以上の高齢者が占める。高齢期の人生を楽しみ,自立した生活を送るには,どんなことに注意すればよいのだろうか。そのヒントは元気な高齢者の人たち,とくに7 … 続きを読む

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「長生き遺伝子」の秘密を探る

 老化は経年変化による疲弊で,修復不能なものなのだろうか? 著者らはそうではないと考えている。生体には防御や修復作用を維持する遺伝子があり,年齢とは無関係に働くので,これらの遺伝子を長期にわたって活性化すれば,健康を維持 … 続きを読む

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実験動物に頼らない毒性試験

 化学物質の安全性を調べるため,米欧で数億匹に達する動物の命が投じられる。これは現時点で使用中の化学物質に限った話で,毎年新たに数千の化学物質がこのリストに加わる。動物実験の代替法に関する研究は動物保護活動家からは動物実 … 続きを読む

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物質を扱う新たな手 量子ビームテクノロジー

 「量子ビームテクノロジー」とも呼ぶべき新技術が台頭している。各種の加速器や原子炉によって作り出したX線や中性子などのビーム,あるいはレーザーをさまざまな物質やタンパク質をはじめとする生体物質に照射して,その細かい構造を … 続きを読む

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会話する免疫細胞

 1995年にデンバーにある米国立ジューイッシュ医学研究センターのクップファー(Abraham Avi Kupfer)は記念すべき発表をした。集まった数百人の免疫学者を前に驚くべき研究成果を披露した。免疫細胞が互いに作用 … 続きを読む

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迷惑メールを見分ける賢いチップ

 コンピューター業界は1~2年おきに高速なプロセッサーを世に送り出すことで,自らが犯した罪を贖い,寿命をはるかに超えて生き長らえてきた。なかでも,アプリケーションの肥大化と効率の悪さは重罪だ。だが,その手も近年では通用し … 続きを読む

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高濃縮ウランをテロリストから守れ

 第二次世界大戦で広島を廃墟にした原子爆弾には,連鎖反応を引き起こす約60kgのウランが含まれていた。この原子爆弾「リトルボーイ」が上空で点火されると,臨界質量未満のウランが,比較的単純な銃身のような構造をした爆弾の片側 … 続きを読む

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ジョージ・ワシントンを復元する

 ワシントン(George Washington)について私が小学生時代からずっと覚えていることと言えば,幼い頃に桜の木を切ってしまい,それを正直に父親に打ち明けたこと,大人になってからは木製の入れ歯をしていたことくらい … 続きを読む

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"Putting a Face on the First President" / 「ジョージ・ワシントンを復元する」より抜粋

Among the few things I remember from grade school about George Washington is that as a youth he chopped down a cherry tree and then confessed the deed to his father, and as an adult, he wore wooden de … 続きを読む

カテゴリ 2006年5月号, 英語で読む日経サイエンス

危険なウイルスを糖で識別〜日経サイエンス2006年5月号より

 糖を使って,インフルエンザウイルス株の致死性を特定できそうだ。  インフルエンザウイルスにはヘマグルチニンというタンパク質があり,これが人間の細胞表面にあるシアル酸を含む糖タンパク質に結合して,人体に感染する。スクリプ … 続きを読む

カテゴリ 2006年5月号, SCOPE & ADVANCE

ついにわかったニホンウナギの出生地〜日経サイエンス2006年5月号より

マリアナ諸島沖,スルガ海山の近くであると特定された 日本付近に戻るために,ごく限られた海域で産卵されているようだ   長年の謎とされてきたニホンウナギの産卵場所が,北太平洋のマリアナ諸島沖,スルガ海山近傍である … 続きを読む

カテゴリ 2006年5月号, SCOPE & ADVANCE

時空に刻まれた溝〜日経サイエンス2006年5月号より

1990年代半ばを最後に活動が止まっていたブラックホールが最近再び活発化し,ブラックホールの自転を推定するのに使われてきた仮定が裏づけられた。自転は質量とともにブラックホールの重要な特性だ。物質がブラックホールの周囲で渦 … 続きを読む

カテゴリ 2006年5月号, SCOPE & ADVANCE

走りっぷりをあげたASIMO〜日経サイエンス2006年5月号より

高速で旋回,ジグザグ走行もOK    ホンダの人型ロボットASIMO(アシモ)の走りがさらにヒトに近づいた。走行速度が従来の2倍の時速6kmに速まり,やや複雑な走りもできるようになった。 2月中旬,東京の日本科 … 続きを読む

カテゴリ 2006年5月号, SCOPE & ADVANCE

量子計算,イオン方式が先行〜日経サイエンス2006年5月号より

「もつれ」の生成や操作で,他の手法よりも一歩先んじた   量子コンピューターの開発に向けて,いろいろな技術が追求されている。超電導素子,光子に基づく系,量子ドット,スピントロニクス,分子の核磁気共鳴を利用するも … 続きを読む

カテゴリ 2006年5月号, SCOPE & ADVANCE

「だいち」がとらえた大規模地滑り〜日経サイエンス2006年5月号より

宇宙航空研究開発機構(JAXA)はフィリピンのレイテ島で2月17日に起きた大規模地滑りの被災地を陸域観測技術衛星「だいち」が撮影した画像を公開した。搭載した合成開口レーダー「PALSAR」でとらえた画像と1996年に地球 … 続きを読む

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