カテゴリ : 2006年4月号
丈夫なイネになる秘訣〜日経サイエンス2006年6月号より
ケイ素を吸収する仕組みを解明 イネが土壌中のケイ素を吸収するときに働くタンパク質と,それをコードする遺伝子Lsi1を岡山大学資源生物科学研究所の馬建鋒(ま・けんぼう)教授らのチームが突き止めた。ケイ素は植 … 続きを読む
カテゴリ 2006年4月号, SCOPE & ADVANCE
アルツハイマー病の治療薬をつくる
長寿高齢化社会を迎え,アルツハイマー病の予防・治療への関心が高まっている。アルツハイマー病は認知症(老人痴呆)の一種で,脳の萎縮や軽い記憶障害から始まり,進行すると家族の顔すらもわからないという深刻な状態に陥る病気だ。 … 続きを読む
"Tsunami: Wave of Change" / 「巨大津波の襲来を予測する」より抜粋
On December 26, 2004, a series of devastating waves attacked coastlines all around the Indian Ocean, taking the largest toll of any tsunami ever recorded. The surges decimated entire cities and villag … 続きを読む
カテゴリ 2006年4月号, 英語で読む日経サイエンス
巨大津波の襲来を予測する
2004年12月26日,一連の津波がインド洋周辺全域の沿岸地帯を襲い,史上空前規模の犠牲者を出した。津波は町や村を全滅させ,数時間のうちに22万5000人以上の命を奪い,少なくとも100万人が路頭に迷った。   … 続きを読む
子育てで賢くなる母の脳
女性は生まれつき母親なのではない。母親になるのだ。ラットからサル,ヒトまで,ほとんどすべてのメスの哺乳類は,妊娠し母親になると行動が根本的に変化する。それまでひたすら自己の欲求と生存だけを追求していた生物が,子どもの世 … 続きを読む
離陸するか?動物医薬品工場
タンパク質はバイオテクノロジーの主役だ。バイオ産業は30年におよぶその歴史のほぼすべてを通し,この原材料の安定した供給源を見つけるのに苦労している。これまで多くの企業はハムスターの卵巣細胞などで作られる大きな分子のタン … 続きを読む
マラリア撲滅への挑戦
世界のほとんどの地域ではマラリアは制圧され,先進国にとっては過去の感染症となりつつある。しかし,サハラ砂漠以南のアフリカでは依然としてマラリアによる死亡率が高く,年間100万~200万人が犠牲になっている。命を取りとめ … 続きを読む
あなたのゲノム 解読します
1990年から2005年の間に30億ドルの予算を投じたヒトゲノム計画では,解読が最も容易な部分(全体の93%)を予定よりも2~3年早く読み取ることができ,解読に必要な技術や方法を遺産として残した。そうした技術はその後も … 続きを読む
実用化が始まった角膜再生
「ゴルフができるようになりました」。これは,14カ月前に当時は大阪大学にいた私の執刀で角膜移植を受けた男性からの喜びの報告だ。手術前には眼鏡などで矯正しても視力が0.01しか出ず,ゴルフどころか日常生活にも支障をきたす … 続きを読む
謎に満ちた褐色矮星の起源
惑星とは何か?単純な問題のように思えるが,この問いに答えることはますます難しくなってきている。まず,惑星と小惑星とを分ける境界線が非常にあいまいになっている。つい昨年のことだが,冥王星の外側に冥王星よりも大きな天体が見 … 続きを読む
自分でできる水虫診断〜日経サイエンス2006年4月号より
菌に反応する抗体を使った簡易キットを開発 水虫かな?と思ったら,自分で病変部の皮膚や爪を少し削り取り,小さな試験管に入れる。アルミ袋から試験紙を取り出し,試験管に3秒浸すと,5分後には判定結果が出る。試験 … 続きを読む
カテゴリ 2006年4月号, SCOPE & ADVANCE
嫌われるゲーム〜日経サイエンス2006年4月号より
実験経済学によると,人はあいまいなリスクよりも既知のリスクを含むゲームを好む。その理由が明らかになってきた。 カリフォルニア工科大学の研究者たちは,被験者に脳の画像をスキャンしながら2種類のゲームをさせ … 続きを読む
カテゴリ 2006年4月号, SCOPE & ADVANCE
土星の衛星で噴火を確認〜日経サイエンス2006年4月号より
土星の衛星エンケラドスが米航空宇宙局(NASA)によるカッシーニ計画の主役になろうとしている。 昨年の観測結果から,エンケラドスの南半球から水蒸気とダストの噴出流が数百kmにわたって噴き上がり,土星の輪 … 続きを読む
カテゴリ 2006年4月号, SCOPE & ADVANCE
量子を操れ〜日経サイエンス2006年4月号より
量子計算と通信の分野で大きな前進があった。2つのグループが原子の束を使って1個の光子の捕捉と解放を行い,3番目のグループがそうした2つの束を絡ませることに成功した。 量子を使った情報技術の発展は,量子ビ … 続きを読む
カテゴリ 2006年4月号, SCOPE & ADVANCE
人の顔を見分けるハチ〜日経サイエンス2006年4月号より
ミツバチを訓練すると人間の顔を識別できるようになる。英ケンブリッジ大学のダイアー(Adrian G. Dyer)らは,ミツバチにある実験を施した。人間の顔を写した白黒写真をミツバチに近づけ,甘いごほうび(砂糖水)と苦い … 続きを読む
カテゴリ 2006年4月号, SCOPE & ADVANCE