日経サイエンス  2022年9月号

フロントランナー挑む 第128回

脱炭素の切り札 人工光合成で未来を拓く:瀬戸山 亨

永田好生(日本経済新聞社)

三菱ケミカル・トヨタ・東大などのジャパン連合
380億円投資で日本独自の技術を開発し世界輸出目論む
新しい化学産業の姿を社会に示す


植物をまねて,太陽光をエネルギーに水と二酸化炭素(CO2)から酸素と化学原料を作る「人工光合成」の研究が,地球温暖化防止に向けたカーボンニュートラル政策の中で注目を集めている。経済産業省が2012年度から10年間実施したのに続き,政府が2兆円を投じて設立した「グリーンイノベーション(GI)基金」が2021年からさらに実用化研究への移行を決めた。この一連のプロジェクトでリーダーを務めるのが,三菱ケミカルのエグゼグティブフェロー,瀬戸山亨だ。(文中敬称略)



続きは日経サイエンス2022年9月号にて

再録:別冊日経サイエンス262『気候危機と戦う 人類を救うテクノロジー』

瀬戸山 亨(せとやま・とおる)
三菱ケミカルエグゼグティブフェロー。1957年鹿児島県生まれ。1983年東京大学大学院工学系研究科修士課程修了,三菱化成工業(現三菱ケミカル)入社。フェロー,執行役員などを経て2019年から現職。専門分野は固体触媒や無機材料の設計で,2017年に博士号取得。科学技術振興機構の「超空間制御」研究統括,新エネルギー・産業技術総合開発機構の「人工光合成プロジェクト」プロジェクトリーダーを歴任した。

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