日経サイエンス  2022年4月号

特集:スーパーフレア

編集部

太陽では,まばゆく輝く爆発現象「太陽フレア」や超高温のプラズマ(電離ガス)の塊が宇宙空間に向けて放出される「コロナ質量放出」が時に起きている。それらによる影響が地球に及ぶ規模のものを太陽嵐という。近年,古い樹木の年輪や古文書などの研究から,近代以前の時代に,けた外れの規模の「スーパーフレア」によるとみられる超巨大な太陽嵐が何度も地球に襲来していたことがわかってきた。そうした太陽嵐によってデジタル社会を支えるインターネットが寸断されたり,人工衛星にトラブルが生じる恐れがあることから,フレアの発生を正確に予測する試みなどが進んでいる。


けた外れの太陽面爆発  J. オカラガン
巨木の年輪に刻まれた太陽の異変 古文書が助けた科学解析
  中島林彦 協力:三宅芙沙/早川尚志
進化する宇宙天気予報 ネットワーク社会の崩壊を食い止める  吉川和輝 協力:草野完也

サイト内の関連記事を読む