日経サイエンス  2021年11月号

さらばグローバル経済 持続可能な地球を実現する方法

A. コタリ(カルパブリクシュ)

 パンデミックは世界中で深刻な不平等と不満を生み出し,グローバル経済の脆弱さを露呈した。これに対し,地元で食料や水,エネルギーを自給し,互いに助け合う地域社会は強さを発揮している。人が人とともに,そして自然とともに生きる道を選んだ人々の価値観が,この世界的な環境・社会的危機の中で注目されている。



再録:別冊日経サイエンス249「科学がとらえた格差と分断 持続可能な社会への処方箋」に改題して収録

著者

Ashish Kothari

インドの環境保護団体カルパブリクシュの創立メンバーで,グローバル・タペストリー・オブ・オルタナティブズのコーディネーター。共著と共同編集に「Churning the Earth」(ペンギン・グローバル,2012年),「Pluriverse」(トゥリカ・ブックス,2019年)などがある。

関連記事
さらばGDP 新たな社会幸福度指標の提案」,J. E. スティグリッツ,日経サイエンス2021年4月号。

原題名

A Tapestry of Alternatives(SCIENTIFIC AMERICAN June 2021)

サイト内の関連記事を読む

キーワードをGoogleで検索する

持続可能性グローバル経済GDP連帯経済経済民主主義地域主義アグロエコロジー食料主権バイオリージョナリズムトランジッション運動