
1920年,米国で連邦鳥類標識調査事務局が設立され,鳥の移動や分布を調べる組織的な調査が本格的に始まった。この組織が現在の米地質調査所・鳥類標識調査研究所となり,カナダの機関と協力して「北米鳥類標識調査プログラム」を運営している。これまでの100年間でデータが蓄積され,猛禽から水鳥,海鳥から鳴禽まで900種を超える鳥類について,隠されていた生態が明らかになっている。
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「鳥が多様になった道筋」,K. ウォン,日経サイエンス2021年6月号。
原題名
100 Years of Bird Banding(SCIENTIFIC AMERICAN March 2021)