
恒星の最期はほぼその質量によって決まると考えられてきた。大質量星においても,質量範囲が異なれば,異なるタイプの超新星爆発が起こり,異なる最終生成物が残るとされてきた。だが最近,変わった超新星の発見が相次いでいる。残存天体が強力なジェットなどを噴出させている例や,恒星が爆発の直前に物質を放出していた例などだ。
著者
Anna Y. Q. Ho
カリフォルニア大学バークレー校天文学科のミラーフェロー。大質量星の壮絶な最期を研究している。
関連事項
「超新星に新タイプ続々発見」,D. ケイセン,日経サイエンス2016年9月号。
原題名
Explosions at the Edge(SCIENTIFIC AMERICAN December 2020)
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超新星/ガンマ線バースト/AT2018cow/SN2018gep