日経サイエンス  2021年7月号

トポロジーで解けた量子ホール効果の謎

S. ミキャラキス(カリフォルニア工科大学)

 量子化は通常,ミクロな量子世界で見られるが,量子ホール効果は導体の表面に流れる電流が量子化されるマクロな現象だ。この量子化を説明することは物理学の未解決問題とされてきたが,最近,数理物理学者らがトポロジー(形の性質を研究する数学)の概念に基づく証明によって決着をつけた。

著者

Spyridon Michalakis

カリフォルニア工科大学量子情報・物質研究所の数理物理学者兼アウトリーチマネージャー。

原題名

Quantum Leap(SCIENTIFIC AMERICAN August 2020)

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