日経サイエンス  2021年7月号

特集:太陽系誕生の謎を探る

はやぶさ2計画 リュウグウのサンプルから原始太陽系に迫る

中島林彦(日本経済新聞) 協力:橘 省吾(東京大学/宇宙航空研究開発機構)

探査機「はやぶさ2」計画の最終段階となる小惑星「リュウグウ」のサンプルの初期分析が2021年6月から本格的に始まる。サンプル総量は5.4gで,これは最低必要量の50倍超になる。分析には14カ国109大学・研究機関の269人が参加する予定で,サンプルを様々な手法で1年間調べる。太陽系の起源と進化,生命の素材となる水や有機物が地球にもたらされた経緯を明らかにすることが最終目標だ。

著者

中島林彦 / 協力:橘 省吾

中島は日本経済新聞記者。橘は東京大学大学院理学系研究科教授。JAXA宇宙科学研究所特任教授を兼務。初期太陽系の化学進化や太陽系の誕生環境,始原隕石コンドライト構成物質の形成条件などの研究に取り組む。

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小惑星リュウグウの素顔」,中島林彦,協力:渡邊誠一郎,日経サイエンス2021年2月号。
はやぶさ初号機とはやぶさ2の関連記事を別冊日経サイエンス223『地球外生命探査』に収載。

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