日経サイエンス  2021年7月号

COVID-19 国内で広がる変異株

出村政彬(編集部)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は,全国各地ですでにB.1.1.7(通称:英国型)と呼ぶタイプの変異株が主流になったとみられている。国内の感染状況のデータをもとに変異株の性質がどう変化しているかを評価したところ,感染性や重篤度の高まりが確かめられた。ただ,この変異株には従来のワクチンが有効であることも明らかになってきている。

国内で流行するB.1.1.7(英国型)を中心に,インドで流行が拡大し英国でも拡大の兆しが見られる変異株B.1.617も含めて現在世界で問題視されている変異株の特徴を解説する。

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