
宇宙の加速膨張が約20年前に見いだされ,斥力を及ぼす暗黒エネルギーが宇宙に満ちていることが明らかになった。
暗黒エネルギーは一般相対論ではアインシュタインが導入した宇宙定数として,量子力学では理論的に存在が予想される真空エネルギーとして説明されるが,いまだによくわかっていない。
暗黒エネルギーの正体解明に向け,様々な理論研究や天文観測,精密実験が進んでいる。
関連記事
「特集:暗黒エネルギー」,日経サイエンス2016年7月号。
「特集:宇宙の暗黒問題」,日経サイエンス2019年5月号。
「重力波の本命 連星中性子星合体を観測」,中島林彦,日経サイエンス2018年1月号。
「中性子星の中はどうなっているか」,C. モスコウィッツ,日経サイエンス2020年1月号。
原題名
Cosmic Conundrum(SCIENTIFIC AMERICAN February 2021)
サイト内の関連記事を読む
キーワードをGoogleで検索する
暗黒エネルギー/真空エネルギー/宇宙定数/一般相対性理論/重力波/中性子星/レブラックホール/クインテッセンス