日経サイエンス  2021年3月号

オークの進化史 北半球を席巻したドングリの森

A. L. ヒップ(モートン植物園) P. S. マノス(デューク大学) J. キャヴェンダ=ベアズ(ミネソタ大学)

 オークはコナラ属の木本植物であり,日本のクヌギやミズナラなどが含まれる。現在約435種が存在し,その約60%がアメリカに生育している。オークが特にアメリカで爆発的多様化を遂げたのはなぜか。ゲノム科学の進歩によってオークの進化史が明らかになってきた。2つの異なる系統のオークが南下しながら二重に多様化していったようだ。

著者

/ Paul S. Manos / Jeannine Cavender-Bares

ヒップはモートン植物園(イリノイ州ライル)の上席科学者で植物標本室長。研究テーマは植物多様性の進化と維持,意味合いで,特にオークのゲノム系統学を研究している。マノスはデューク大学教授。顕花植物の分類学と生物地理学,特にオークとヒッコリー,クルミの進化を研究している。キャヴェンダ=ベアズはミネソタ大学教授。植物多様性の起源と生理学的機能,構造およびそれらの影響について研究しており,特にオークに関心がある。

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原題名

Ascent of the Oaks(SCIENTIFIC AMERICAN August 2020)

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