日経サイエンス  2021年2月号

特集:AIに言葉の意味はわかるか

人の意をくむAI

ビジネスや研究に浸透

吉川和輝(日本経済新聞)

コンピューターが人間の言葉を巧みに扱えるようになり,社会への応用が加速している。社内外からの問い合わせをチャットボットがこなし,高い読解力を持つ人工知能(AI)が社内文書の内容を把握して適切に管理する。言葉は思考の道具でもある。自然言語処理や知識処理によって経営の意思決定を支援したり,学術論文を読み込んで研究者を手助けするなど様々な形で活用が始まっている。

再録:別冊日経サイエンス263『生成AIの科学 「人間らしさ」の正体に迫る』

日本経済新聞社編集委員。1982年入社,産業部,ソウル支局などを経て科学技術部記者に。米マサチューセッツ工科大学で科学ジャーナリズムを学んだ。2012~2015年に日経サイエンスの発行人を務めた。現在はエマージングテクノロジー,物理学,宇宙開発,科学技術政策などのテーマで執筆している。

サイト内の関連記事を読む

キーワードをGoogleで検索する

自然言語処理BERTGPT-3自然言語処理エンジン知識処理ネットワークマップ形態素解析デジタルトランスフォーメーション