日経サイエンス  2021年1月号

特集:科学の近代史 発見と過ちの175年

科学を語る言葉 テキスト解析が示す変遷

文:L. ダストン(独マックス・プランク科学史研究所) グラフィックスと文:M. ステファナー(デザイナー) キャプション:J. クリスチャンセン(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)

SCIENTIFIC AMERICANは科学をどのように伝えてきたのか? 同誌編集部は創刊 175年周年を機に,これまでの総計5000号を超える20万ページ近い誌面に印刷された1億1029万2327語にのぼるテキストを専門家の協力を得て解析した。最も多く登場した単語群について各単語の使用頻度をグラフ化すると,科学が自らを語る仕方の変遷が浮かび上がる。

 

歴史を処理する仕方  M. ステファナー

著者

Lorraine Daston / Moritz Stefaner

ベルリンにある独マックス・プランク科学史研究所の名誉所長。現在の研究テーマは,科学史における現代性の意味や,倫理と自然界の秩序との関係など。著書に,客観性がいかにして科学にとって基本的な認識論的美徳となったかについてガリソン(Peter Galison)と共著した「Objectivity」(ゾーンブックス,2007年)などがある。

原題名

The Language of Science

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