
米国のBeSSeLサーベイや日本のVERA計画などでこれまでに得られたデータから,かつてない精度の天の川銀河の3次元地図が作成された。それによると,天の川銀河には大規模な渦状腕(かじょうわん)が少なくとも4本あり,より小規模な構造もあるようだ。さらに,太陽の位置は銀河面に非常に近く,銀河円盤にまさに乗っていることが確認された。
訂正
35ページ右段下から9行目「青森県」は,正しくは「岩手県」でした。訂正してお詫びいたします。
※販売用PDFでは修正いたします。
著者
Mark J. Reid / Xing-Wu Zheng
リードはハーバード・スミソニアン天体物理学センターのスミソニアン天体物理観測所に所属する上級電波天文学者。最近,米国科学アカデミーの会員に選出された。ジェンは中国・南京大学の天文学教授。メーザー天体と星形成を数十年にわたって研究している。 監修 本間希樹(ほんま・まれき)
原題名
New View of the Milky Way(SCIENTIFIC AMERICAN April 2020)