日経サイエンス  2020年7月号

水素エネルギー再評価

P. フェアリー(エ)

すべての電力を再生可能エネルギーでまかなうには? 太陽光や風力で発電した電力の余剰分を使って水を電気分解し,水素を作ることが可能だ。これをパイプラインで輸送すれば必要に応じて電気に再変換できる。タンクや地下空洞に蓄えて産業用のエネルギーや送電網向けのバックアップ電源にすることも。欧州を中心に新たな実験が始まっている。



再録:別冊日経サイエンス253『世界の現場から 実践SDGs 格差・環境・食糧問題の現実解』

著者

Peter Fairley

カナダのブリティッシュコロンビア州ビクトリアおよび米サンフランシスコを拠点とするエネルギー・環境ライター。本誌にはこれまでに「再生可能エネルギーにベストな送電網」(日経サイエンス2018年11月号)を執筆。

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水素エネルギーに勝ち目はあるか?」,M. L. ウォールド,日経サイエンス2004年8月号。

原題名

The H2 Solution(SCIENTIFIC AMERICAN February 2020)

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