日経サイエンス  2020年5月号

インドネシアで見つかった最古の洞窟壁画

K. ウォン(SCIENTIFIC AMERICAN編集部)

具象画を描き,超自然的なものを思考し,虚構の物語を画像を通じて伝えることが知られている生物種は私たちホモ・サピエンスだけだ。そうした創造的な表現の最古の痕跡はヨーロッパで見つかったものだったが,インドネシアのスラウェシ島で新たに発見された洞窟壁画は超自然的な要素を含む狩りの光景を描いているとされ,さらに古い。
 
 
再録:別冊日経サイエンス242「人間らしさの起源 社会性,知性,技術の進化」

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人類の文化の夜明け 早かった象徴表現の起源」,K. ウォン,日経サイエンス2005年9月号。

原題名

The First Story(SCIENTIFIC AMERICAN March 2020)

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