
人間に代わって自ら判断して攻撃する「完全自律型兵器」が戦場に投入されようとしている。だがどんな高性能な機械でも間違いは起こる。そして間違いから完全自律型兵器どうしの戦いがひとたび始まってしまったら,人間は暴走を止められず,世界が破壊されていくのをただ見ているしかなくなる。それでも機械に殺しの最終判断を委ねていいのだろうか。
再録:別冊日経サイエンス251『「戦争」の現在 核兵器・サイバー攻撃・安全保障』
再録:別冊日経サイエンス239「人工知能 機械学習はどこまで進化するのか」
著者
Noel Sharkey
英シェフィールド大学の名誉教授。専門は人工知能(AI)とロボット工学。国際ロボット兵器規制委員会(ICRAC)の設立に関わり,現在は議長を務めている。
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「核ミサイル防衛 米国の幻想」, L. グレゴ/D. ライト,2019年9月号。
原題名
Autonomous Warfare(SCIENTIFIC AMERICAN February 2020)
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