
実験結果の統計的有意性を判断するのに長らく「p値」が使われてきた。p値0.05をひとつの目安とする方法だ。しかし皮肉なことに,この閾値が過度に重視され,いくつかの科学分野で実体のない確実性が一人歩きする事態となっている。
原題名
A Significant Problem(SCIENTIFIC AMERICAN October 2019)
日経サイエンス 2020年3月号
実験結果の統計的有意性を判断するのに長らく「p値」が使われてきた。p値0.05をひとつの目安とする方法だ。しかし皮肉なことに,この閾値が過度に重視され,いくつかの科学分野で実体のない確実性が一人歩きする事態となっている。
A Significant Problem(SCIENTIFIC AMERICAN October 2019)