日経サイエンス  2020年3月号

特集:『三体』の科学

『三体』に出てくる量子通信は可能か?

古田彩(編集部) 協力:井元信之(大阪大学)

劉慈欣のSF『三体』に出てくる三体星人は高度な文明を持ち,量子通信を駆使して地球にサイバー戦を仕掛けてくる。その中には量子テレポーテーションを彷彿とさせる通信方法が登場するが,果たして小説のような量子通信は本当に可能なのだろうか? 量子情報の専門家,井元信之・大阪大学特任教授に聞いた。




再録:別冊日経サイエンス254『SFを科学する 研究者が語る空想世界』

協力:井元信之(いもと・のぶゆき)
日本の量子情報研究の草分け。1990年に英国で黎明期の量子暗号を知りNTTで研究する。総合研究大学院大教授,大阪大教授を経て2019年から同大先導的学際研究機構特任教授,東京大理学系研究科フォトンサイエンス研究機構特任研究員。

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