
海の大部分の体積を占めるのは,表層と海底の間に存在する暗黒の冷たい海水域で,そこで繁栄しているのがクラゲだ。クラゲはゼラチン質の脆弱な体。網で捕まえるよりも,カメラでその姿を捉えて研究するアプローチが適している。高解像度の映像データは膨大なので,その解析には機械学習などのAIの技術が不可欠になっている。
著者
中島林彦 / 協力:D. J. リンズィー(Dhugal John Lindsay)
中島は日本経済新聞記者。リンズィーは海洋研究開発機構の主任技術研究員(超先鋭研究開発部門超先鋭技術開発プログラム)。横浜市立大学客員教授と北里大学客員准教授,横浜サイエンスフロンティア高等学校科学技術顧問を兼務。専門はクラゲなどのプランクトンとそれらを調査する機器の開発。共著で『日本クラゲ大図鑑』(平凡社)などがある。俳人としても知られ,『出航』などの句集を出している。
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