日経サイエンス  2019年9月号

文明を拒むアマゾンの部族 タイガー族を守る人々

A. ピオーリ(ジャーナリスト)

世界には孤立した生活を送る部族が100ほど存在していると推定されており,コロンビアのアマゾンに暮らすタイガー族もその1つだ。孤立部族民は外部者との接触によって致命的な病原体に感染する恐れがあることなどから,彼らを守る方法が長年議論されてきた。タイガー族を採金者や宣教師,密輸業者,左翼ゲリラから守っているのはその隣人である先住民だ。彼らの活動は孤立部族の保護に道を開くだろう。


再録:別冊日経サイエンス253『世界の現場から 実践SDGs 格差・環境・食糧問題の現実解』

著者

Adam Piore

フリージャーナリスト。本誌には「米国の進化論教育のいま」(日経サイエンス2019年6月号)などを執筆。

原題名

Guardians of the Tiger People(SCIENTIFIC AMERICAN February 2019)

サイト内の関連記事を読む

キーワードをGoogleで検索する

アマゾン孤立部族非接触部族