日経サイエンス  2019年8月号

特集:アポロから半世紀 人類,月へ

月探査ミッションの通信簿

SCIENTIFIC AMERICAN編集部

これまで122件の月探査ミッションのうち,成功と見なされたのは半数を少し上回る程度だ。それらの大半はたった2つの国,米国とかつてのソ連が打ち上げた。この2カ国以外で最初に月を狙ったのは日本で,1990年に探査機「ひてん」で月スイングバイに成功し,本体から小型衛星「はごろも」を分離して月周回軌道に投入した。欧州と中国,インドがこれに続き,イスラエルの非営利団体スペースILは民間として初めて宇宙船を今年4月に月面に着陸させることを目指したが,不成功に終わった。月はすぐ隣にある天体ではあるが,ほとんどの人にはまだ手が届かない存在だ。

原題名

Missions to the Moon(SCIENTIFIC AMERICAN July 2019)

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