
地球サイズの口径を持つイベント・ホライズン・テレスコープの観測によって,銀河中心に巨大ブラックホールが存在することが確証された。 銀河中心でまばゆく輝きジェットを噴出する「活動銀河中心核」の正体が,活発に活動する巨大ブラックホールであることも同時にわかった。ジェットは巨大ブラックホールの本体からエネルギーを引き出している可能性があり,本当なら物理学と天文学に大きなインパクトがある。
著者
中島林彦 / 協力:本間希樹/秦 和弘/田崎文得
中島は日本経済新聞記者。本間と秦,田崎はいずれも国立天文台水沢VLBI観測所のメンバーで,「イベント・ホライズン・テレスコープ」プロジェクトの日本チームに加わっている。同チーム代表の本間は同観測所の所長で教授,秦は助教,田崎は特任研究員。専門はともに電波天文学。
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イベント・ホライズン・テレスコープ/M87/いて座A*/クエーサー/ブレーザー/セイファート銀河/活動銀河中心核/巨大ブラックホール/降着円盤/ジェット/ブラックホールシャドウ/インターステラー/一般相対性理論/光子球/天の川銀河/東アジアVLBIネットワーク