
ある生物種の最後の個体が死んだら,その種は永久に失われる。だが絶滅生物の遺伝子は復活できることを,米国の新興バイオ企業の科学者たちが示した。100年以上前に絶滅したハワイの花の標本から香り物質を作り出す遺伝子を回収・復元し,酵母の細胞に組み込んで働かせたところ,香り物質が実際に作り出された。絶滅植物の香りが復活したのだ。
著者
Rowan Jacobsen
多くの雑誌に記事を執筆しているジャーナリスト。著書に「Shadows on the Gulf」(ブルームズベリー,2011年)や「The Essential Oyster」(同,2016年)などがある。2017〜18年にマサチューセッツ工科大学のナイト科学ジャーナリズムフェロー。
原題名
Ghost Flowers(SCIENTIFIC AMERICAN February 2019)
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ヒビスカデルフス・ウィルデリアヌス/ミュゼオミクス/セスキテルペン/DNAプリンター