
八ヶ岳連峰を望む国立天文台の野辺山宇宙電波観測所。高原に点在する大小のパラボラアンテナの中に,棒状の金属部材で組み上げたモニュメントのような構造物が置かれている。その正体は終戦直後,日本の電波天文学の曙の時代に活躍した東京大学東京天文台(国立天文台の前身)の電波望遠鏡第1号。現役時は天文台の三鷹キャンパスに設置されていたが,約10年前,残存していた部材をもとに,この地に復元された。日本の電波望遠鏡のいわば原点だ。 (文中敬称略)
日経サイエンス 2019年4月号
八ヶ岳連峰を望む国立天文台の野辺山宇宙電波観測所。高原に点在する大小のパラボラアンテナの中に,棒状の金属部材で組み上げたモニュメントのような構造物が置かれている。その正体は終戦直後,日本の電波天文学の曙の時代に活躍した東京大学東京天文台(国立天文台の前身)の電波望遠鏡第1号。現役時は天文台の三鷹キャンパスに設置されていたが,約10年前,残存していた部材をもとに,この地に復元された。日本の電波望遠鏡のいわば原点だ。 (文中敬称略)